TECHFUND:たしかに、年代やポジションの違う社員だからこそ生まれるプロダクトがありそうですね。
赤木:もともと東京ドームの現場仕事では年齢やポジションを超えて一緒に働く機会が多く、斬新な構成でプロジェクトを動かすケースもしばしば。それこそが今後新規事業開発を進めるうえでも強みになっていくと感じますね。弊社では、バブル時代を経験してきたベテラン社員が今まさに社内のトップクラスで働いています。
Akagi:Originally, at the Tokyo Dome work site, we had a lot of opportunities to work with employees with various ages and positions, and we often have a project with innovative structure. This will be a strength when we proceed new business development in the future. At our company, senior employees who experienced 'bubble era' are now at the top positions.
Akagi: Originally, at Tokyo Dome, there were many opportunities to work together across age and position, often moving projects forward with innovative structures. I feel that this will become a strength as we proceed with new business development in the future. In our company, veteran employees who have experienced the bubble era are currently working at the top of the internal hierarchy.
Akagi: Originally, when working on-site at Tokyo Dome, there were many opportunities for people to work together regardless of their age or position, and there were often cases where projects were carried out using innovative structures. I feel that this will become our strength as we move forward with new business development. At our company, veteran employees who have experienced the bubble era are currently working at the top level within the company.
過去の成功体験を知っているからこそ、令和時代に合った核心をつくアイディアを創出できると思っていて。運営側としてそこをうまく活用したチームビルディングを進め、枠にとらわれない“新規事業のタネ”を見つけ出したいです。
■東京ドームの新規事業開発室が感じた、TECHFUNDの強み
山本:新規事業支援を行なっている企業が多数あるなか、TECHFUNDの「ACCEL PROGRAM for BIZ」を導入いただいた決め手があれば教えてください。
■The strengths of TECHFUND as perceived by Tokyo Dome’s New Business Development Department
Yamamoto: Among the many companies that provide support for new businesses, what was the deciding factor in adopting TECHFUND’s ‘ACCEL PROGRAM for BIZ’?
■Strengths of TECHFUND as perceived by Tokyo Dome's new business development office
Yamamoto: There are many companies providing support for new businesses, so please tell us if there was a decisive factor in your decision to use TECHFUND's ``ACCEL PROGRAM for BIZ.''
濱口:具体的なコンペティションなどを行ったわけではないのであくまで主観的な意見にはなりますが、やはり最大の決め手は私たちが抱えていた課題に寄り添っていただいたことでしょうか。漠然とした悩みを細かく噛み砕いてくれて、具体策に落とし込んでくれました。
山本:漠然とした悩み、というと?
Yamamoto: What do you mean by vague concerns?
Yamamoto: What do you mean by vague worries?
濱口:新規事業に関しては当然私たち新規事業開発室がメインで担当しているのですが、なかなか全社的なプロジェクトとして推進できないという課題がありました。そのほかにも、「実際に社員から集めたアイディアが新規事業開発に結びつかない」「そもそも東京ドームにとっての新規事業の定義とは?」など、言語化しづらい課題をいくつも抱えていたんです。そんな細かな悩みを全て相談させてもらえる環境を作ってもらえたこと、それらの悩みに一つひとつ真摯に向き合ってくださったことが心底嬉しかったですね。
赤木:常に具体的事例をもとに説明してくれることも、TECHFUNDさんの魅力だと思いますね。その施策の一歩先をイメージできるような工夫というか。社内アクセラレーションプログラムへの関心や熱意はあるものの経験やノウハウをもっていない我々の視点に立って、抽象論ではなく「このケースでは〇〇ですね」「そうなった場合にはこう進めるのはベストです」と、常に具体的な実例を交えながら話を展開してくれました。
濱口:反対に、私たちの話って“具体論”が多いんですよね(笑)。やりたいことが山積みだから夢をたくさん語っちゃうというか。でもあえてこちらが話す具体論には抽象的な話を交えて対応してくれて、ラリーをうまく繋いでくれました。そんな柔軟な対応と豊富なノウハウ、実務面での経験数にTECHFUNDさんの価値を感じましたね。
TECHFUND:我々も自分たちの強みをそこだと思っているので、「様々な角度から、実務レベルでの新規事業支援の実態を届けられる点」を魅力として挙げていただけたのは大変嬉しいです。実はTECHFUNDには“自分でも事業やプロダクトを作っている起業家/社内起業家”が、ハーフコミットのメンバーとして数多く所属しているんですよね。
起業家/社内起業家のバックグラウンドを持つメンバーが集まっているTECHFUNDだからこそ、アクセラレータとしての支援側の経験に加えて、イチ起業家としてさまざまな具体的な提案を行える価値があると、お客様の声を聴きながら感じています。起業家メンバーの例として、例えば今日出席している亀井はWeb3やDAOにコミットするスタートアップFracton Venturesを立ち上げたばかりですし、井本もお酒関連の事業会社theDANNを経営しています。
大西も今話題のClubhouseのようなtoC向けのトークコミュニティアプリTalkstandを作るthe BabelsのCEOをしています。一方で、VCやアクセラレータの経験のあるメンバーも多く、例えば亀井はこれまでのキャリアでMistleoteやMOVIDA JAPANなど、スタートアップへの投資/育成/支援を経験しています。起業家バックグラウンドやアクセラレータとしての多様な経験のあるメンバーがいるので、新規事業制度の悩みに具体論で打ち返せるのかなと思います。
■何度も再考を重ねて新プロジェクトを確立。社内外の垣根を超え、ビジネスパートナーとしての関係性を築くまでの道のり
山本:挑戦させる文化、失敗を許容する文化の醸成のために、具体的に今後どのようなことを実施していきたいと考えていますか。
Yamamoto: What specific actions do you plan to take in the future to foster a culture of challenge and a culture that tolerates failure?
Yamamoto: What specific things do you plan to do in the future to foster a culture that encourages challenges and tolerates failure?