Lindoc: A Textbook Noting System That Aims To Change Learning In Japan
E-books combined with social notes are a dream come true for geeky students. And Lindoc is a Japan-based start-up working to meet that vision.
The service is a PDF e-book distribution platform with a social learning element, and it allows you to share textbook notes with other users reading the same book. It somewhat similar to Social Books in the US but Lindoc is focusing specifically just on e-textbooks, at least for now.
I had a chance to speak to Akinori Machino, the CEO and founder of Lindoc. Here is our conversation below as he shares more about his business.
ソーシャルノートを兼備した電子書籍は、ギークな学生の夢の実現である。そして、リンドックはそのビジョンに見合うために日本ベースのスタートアップに着手している。
サービスは、ソーシャル学習要素を兼備したPDFの電子書籍構成プラットフォームであり、あなたが同じ本を読む他のユーザーとテキストブックのノートを共有する事を可能にする。それはいくぶんアメリカにおけるSocial Booksと類似しているが、リンドックは少なくとも今のところは、特に電子教科書のみに専念している。
私はリンドックの創始者でありCEOである、町野明徳氏と話す機会があった。以下は、彼がビジネスについて共有してくれた私達の会話である。
ソーシャルメモ機能付きの電子書籍はオタク系の学生にとって夢のような話だ。株式会社リンドックは、この夢をかなえるための開発に取り組んでいる日本の新興企業だ。
同社は、ソーシャルラーニングの要素を持った、PDF形式の電子書籍提供配信プラットホームを提供している。このサービスによりユーザーは、教科書に書き込んだメモを同じ本を読んでいる他のユーザーと共有することができる。米国の「Social Books」とやや似ているが、少なくとも現在のところ株式会社リンドックは電子教科書に対象を絞っている。
株式会社リンドックのCEO兼創業者である町野明徳氏より詳しい話を聞くことができた。町野氏は事業について以下のように語ってくれた。
ソーシャルノートと電子書籍の融合は、ギークな学生達にとって長年の夢である。Lindocは日本に本拠地を置くスタートアップで、その実現に向けて動いている。
LindocのサービスはPDF形式の電子書籍を配信するプラットフォームだ。ソーシャルラーニングの要素が含まれ、同じ本を読んでいる他のユーザーとテキストへの書き込みを共有できる。米Social Booksといくらか類似しているサービスだが、Lindocは少なくとも現在まで、電子教科書にその焦点を当てている。
LindocのCEOであり創設者、町野明徳氏と話す機会があり、事業についての詳細を共有した。
What made you start developing Lindoc?
"I’m majoring in physics and I had been thinking that it’s hard to note a formula using mathematical symbols (like integrals, for example). When I was at university, I developed an app that allows you to note mathematical symbols on a web browser. This won the grand prix at a business contest held by the university’s VC arm. We were also chosen as a nominee for the Japanese goverment’s tech and science incubation/mentoring program in 2009. I then decided to quit graduate school, found a company using the prize money from the program, and be committed to developing more practical apps and services."
「私は大学で物理を専攻していて、数学の記号を使って数式を書くことが難しいと感じていた(たとえば積分など)。大学在学中、ウェブブラウザ上で数学の記号を書くことのできるアプリケーションを開発した。このアプリケーションは大学のベンチャーキャピタル部門で開催されたビジネスコンテストで大賞を獲得した。我々は2009年の日本政府主催の科学技術の起業家支援プログラム候補にも選ばれた。私はその後、大学をやめ、そのプログラムの賞金を使って起業し、役に立つアプリケーションやサービスの開発に取り組んでいる。」
「私は物理学を専攻しており、数学的記号(例えば積分のような)を使った公式を書きとめるのは難しいと考えていました。私が大学に通っていた時、ウェブブラウザに数学的記号を書きとめることができるアプリを開発しました。これは、大学のVCアームで開催されたビジネスコンテストでグランプリを獲りました。私達はまた、2009年度の日本政府のテクノロジーサイエンスインキュベーション/メントーリングプログラムにノミネートされました。それから私は大学院を辞めることにし、プログラム空の賞金を使い会社を創設しました。そして、さらに現実的なアプリとサービスを開発することに専心しました。」
「物理学を専攻しているのですが、(例えばインテグラルのような)数学記号で式を書くのはつらいとずっと思っていました。学生時代に、ウェブブラウザ上で数学記号を書けるアプリを作ったんです。これは大学のベンチャーキャピタルが開いたビジネスコンテストでグランプリを受賞しました。私たちは2009年、日本政府の科学技術インキュベーション/メンタリング・プログラムにもノミネートされました。私はその時、卒業するのをやめてプログラムの賞金で企業を立ち上げ、もっと実用的なアプリとサービスを開発することにコミットしようと決めました。」
Why did you choose textbooks for sharing on your platform? Why not novels or comics?
"I just wanted to change our education system. By sharing textbook content and notes with other users, it would be easier to learn difficult topics. Secondly, textbooks (especially for science studies) are very expensive due to their low-volume printing, and publishers can’t gain a significant profit from selling textbooks any more. Compared to best-selling novels and comics, it is much easier for us to make publishers and authors understand and give us their approval for selling ebooks on our platform."
「私は、ただ教育システムを変えたかったのです。教科書のコンテンツとノートを他のユーザーと共有する事によって、難しいトピックを学ぶことがより簡単になる。次に、教科書(特に科学の勉強における)は、小容量印刷のためとても高額で、出版社はもはや教科書の販売によって大きな利益を得ることはできません。ベストセラーの小説やコミックと比較すると、出版社や著者の理解を得、私達のプラットフォームで電子書籍の販売の許可を得ることがより簡単だったのです。」
「私はどうしても教育システムを変えたかったのだ。教科書とノートを他のユーザと共有することで、難しい課題も容易に学ぶことが可能となる。次に教科書(特に科学関係)は、印刷する冊数が少ないのでかなり高価となり、印刷業者は教科書を売っても利益が得られない。ベストセラーの小説やコミックに比べると、我々のプラットフォームでEブックを売るということは、印刷業者や著者に理解してもらいその承認を得られやすいと思う。
「日本の教育システムを変えたいと思ったんです。教科書とノートを他のユーザーと共有すれば、難しいトピックを学ぶのがより簡単になるでしょう。それから、(特に理系科目の)教科書は発行部数が少ないために値段が非常に高くて、出版社側は教科書販売でこれ以上利益を大きく増大させることはできません。ベストセラーの小説や漫画と比べると、出版社様や筆者の方にご理解頂いて、私たちのプラットフォーム上で電子書籍を販売する承認をいただきやすいんです。」
How can you monetize this business?
"So far, we have three ideas in our mind. 1. Giving amateur writers opportunities to publish their own e-books on the platform. 2. E-book and textbook note storing services could follow a freemium model. 3. Providing children and pupils with remote tutoring services using e-textbook and textbook notes-sharing functions in partnership with education business companies."
What types of user privileges can we set on shared notes?
"There are three privilege levels: For yourself only, group and all."
Can we ping our friends via social media networks when we publish textbook notes on the platform?
"Sure thing. It can be shared via Facebook and Evernote. You may also mail it to your friends, and print it too."
Are there any competitors for Lindoc?
"In the US, there’s a similar start-up called Inkling which has backing from Sequoia Capital. But it use the E-Pub their original publishing format, which means a low variety of available content despite the fact that it’s been running for two years. We chose PDF as our standard format. It’s handled on the backend, content can been seen on the service’s browser app and users do have not access to the original file. It allows completely free drawing on a e-book content, and I believe this may help us get a wide variety of e-book content on our showcase quicker."
「アメリカにはSequoia Capitalの支援を受けるInkling社という同様の新興企業がある。しかしInkling社はEPUBを出版フォーマットに採用したため、創業から2年たったにも関わらず、利用できるコンテンツの幅が狭いということになった。我々はPDFを採用した。PDFはバックエンドで処理されるため、ユーザーはブラウザ上のアプリではPDFを閲覧できるが、オリジナルのPDFファイルにはアクセスすることができない。ブラウザアプリでは電子書籍に自由に書き込みできる、このことは我々が多様な電子書籍コンテンツを素早く供給できるようになることにつながると信じている。」
「アメリカにおいて、Sequoia Capitalから指示されたInklingと呼ばれる類似したスタートアップがあります。しかし、それは彼らオリジナルのパブリッシュフォーマットであるE-Pubを使用する為、2年間運営されているにも係わらず、利用できるコンテンツの種類は多くありません。私達は、スタンダードフォーマットとしてPDFを選んでいます。それはバックエンドまで取り扱え、コンテンツはサービスのブラウザアプリで見る事が出来、ユーザーはオリジナルファイルにアクセスする必要がありません。それは、電子書籍のコンテンツに自由に描くことができ、これは私達ショーケースにおいて電子書籍コンテンツの幅をより早く広げる役割を果たすと思っています。」
「アメリカにおいては、Sequoia Capitalから支援を受けたInklingという同業の企業があります。しかし、そこは彼らオリジナルの出版フォーマットであるE-Pubを使用しており、2年前から出版しているにもかかわらず利用できるコンテンツはとても数が少ないのです。当社では標準フォーマットとしてPDFを使用しています。それは後処理で使われるので、コンテンツはブラウザのアプリケーションで見ることができますが、ユーザは最初のファイルにはアクセスできません。Eブックのコンテンツには完全に自由に図を描くことができるので、素早く強調して見せたい人のEブックのコンテンツをたくさん選ぶことができると信じています。」
When does the service goes public? Are you planning to make it available worldwide?
"We’re currently working very hard on it, and it’s now mostly in the final phase. I think we can release it in September or October. The fundamental technology and interface used for the service has no language barrier, we just would like to make it available worldwide and set up an e-textbook store distribution platform on a multilingual basis."
Sounds great. I’m looking forward to your service. Thank you!
"Thank you."
「我々は現在サービス開始に向けて精力的に取り組んでおり、ほぼ最終段階にある。9月か10月にサービスを開始できると考えている。サービスに使われる基本的な技術とインターフェースには言語的な障壁がないため、我々はサービスを世界規模で運用したいと考えており、電子教科書販売の供給プラットフォームを多言語で展開したいと考えている。」
なるほど。サービス開始を楽しみにしています。本日はありがとうございました。
「ありがとうございました。」
「私達は、そのために現在一生懸命取り組んでいます。そして、ほとんど最終段階までこぎつけています。9月か10月には発表できると思います。サービスに使用される基本のテクノロジーとインターフェイスには言語のバリアはなく、私達は世界中で利用できるようにしたいと思い、電子教科書格納構成プラットフォームをマルチ言語ベースで設定しています。」
素晴らしいですね。あなたのサービスを楽しみにしています。ありがとうございました!
「ありがとう。」
Lindoc was founded last September, and teamed up Mr. Machino with two programmers and a designer. Mr. Machino also has a technical background but works as a key player for their business development stuffs right now. The most remarkable thing is they’ve given up E-pub, often called the world’s e-publication standard, and have chosen PDF as their key format for storing content.
I’ll be keeping my eye on their development and looking forward to a day when their solutions might change the Japanese education system from a conservative system to something more social, interactive and progressive.
私はLindocの開発の動向を注視し続けることにし、彼らのサービスにより日本の保守的な教育システムがよりソーシャルで双方向的で先進的なシステムに変わる日を心待ちにしている。
私は彼らの発展に注意を払い続け、彼らのソリューションが日本の保守的な教育システムを、よりソーシャルで互換的で革新的な何かに変化させる日が来るのを楽しみにしている。