特に、香川県にある重要文化財・飛雲閣(ひうんかく)における「表現のチカラ-東京芸大セレクション」展で彼女が作り上げた虫カゴ型茶室は、鑑賞者が作品の中に入り込む事によって一度「鑑賞者」という立場を無くし、その中で点てられたお茶を実際に飲むことで、鑑賞者だったはずの存在が作品の一部へと移行する構造を利用し、「見ること」を喚起させることに成功しました。その茶室の更に興味深いところは、虫カゴ型になっていることで中の様子が見えることです。
Her tea room succeeded to remain visitors to see it with a system that They feel their mind changes from a viewer to a part of the article as they drink a tea made at the room,
As even more considerable interesting point, the looks is shaped a insect box, so you can see inside
situation,
作品の一部となっている鑑賞者とは別に第三の鑑賞者が生まれ、見ることの構造を複雑に提示しました。この作品はまさに見ることをテーマとして活動してきた彼女の分岐点的作品と言えます。90年代のアートは日常を取り込み発展していきましたが、新たな視点から日常を非日常や違和感に変えることのできる彼女の作品はこれからの新しい時代を示唆しています。
その他にも、西洋絵画の見え方を考え直すきっかけとしての空気遠近法実験や、地図上の土地の区切りを意識させるための実験など、様々な角度から見ることへのアプローチを行っており、最近では京都・西陣の帯屋さんとの共同プロジェクトなど、活動の領域を更に広めています。
*What makes this tea room more interesting is...