Crowdsourced design marketplace DesignCrowd doubles business in 2012, now has 108K designers onboard
DesignCrowd has doubled its business in the past year and now boasts 108,000 designers under its roof. Why is design crowd-sourcing so lucrative, even if not everyone gets to win the client’s prizes?
Crowdsourcing has its benefits, especially if the effort can be a collaborative one. With DesignCrowd, though, crowdsourcing becomes competitive, but the end result is that end-users usually find the best potential output from among very capable designers. We recently learned that DesignCrowd has so far attracted about 108,000 designers, and has doubled its business in the past year.
昨年、DesignCrowdは同社のビジネスを倍増させ、登録デザイナーは今や108,000人にも上る。すべてのデザイナーがクライアントから報酬をえるわけでもないのに、デザインのクラウドソーシングはなぜそんなに儲かるのか?
クラウドソーシングは、その取組みがコラボ的なものである場合に特にメリットがある。だが、DesignCrowdがローンチして、クラウドソーシングはデザイナーが競い合うサービスとなり、エンドユーザーは非常に有能なデザイナーが制作したデザインの中から1番よいと思う作品を選択するようになった。私達は最近、DesignCrowdがこれまでに108,000人のデザイナーを引き寄せ、昨年にビジネスを倍増させていることを知った。
DesignCrowdはこれまでの1年間で事業規模が2倍となり、今では108,000人のデザイナーを抱えているという。全員がクライアントから選ばれるわけではないにもかかわらず、どうしてデザイナーのクラウドソーシングは利益の上がる事業なのだろうか?
クラウドソーシングには利点がある。特に、一人では行えない性質の取り組みならば、特にそう言える。DesignCrowdでは、デザイナーたちが激しく競い合う。その結果として、クライアントは通常、非常に有能なデザイナーたちの制作物の中から最も可能性を秘めた作品を見つけ出す。最近になってわかったことだが、DesignCrowdはこれまでに約108,000人のデザイナーを引き寄せ、これまでの1年間で事業規模が2倍に拡大している。
This comes a little more than a year after DesignCrowd raised US$3 million in investment from Australian venture company Starfish Ventures. The Australian startup also launched in the Southeast Asia region in October of 2012.
The concept is fairly straightforward: design commissions are run as contests, and the client pays only for the top chosen designs. This might seem a bit unfair to designers who may have already done some preliminary work, but whose designs were not chosen. DesignCrowd founder and CEO Alec Lynch says, though, that the company has paid designers for their efforts even for non-winning entries through participation payments to the tune of US$ 1 million.
同サービスのコンセプトはかなりシンプルだ。デザインの委託はコンテスト形式で行われ、クライアントは選んだデザインのみに料金を支払うというもの。この方式は、ある程度のデザインを準備して提出したにもかかわらず、その作品が採用されなかったデザイナーにとっては少し不公平かもしれない。だが、DesignCrowdの設立者でCEOのAlec Lynch氏は、採用されなかった作品のデザイナーの努力に対し、同社がこれまでに100万米ドルもの参加報酬をデザイナーに支払っていると語る。
コンセプトはかなりシンプルだ。デザインの依頼はコンテストとして行われる。クライアントは一番気に入ったデザインに対してのみ料金を支払う。すでにある程度の下準備をしたにもかかわらず、デザインが選ばれなかったデザイナーにとっては少々、不公平であるように思われるかもしれない。しかし、DesignCrowdの創業者兼CEOのAlec Lynch氏によると、同社はコンテストで選ばれなかった参加作品に対する支払いも含めて、100万ドルにものぼる額をデザイナーに対して支払ったという。
Crowdsourcing trends in design
Alec shared a few trends that industry observers might find interesting, especially given the markets that have shown promise in the Asia region, namely India, Singapore and the Philippines.
・Top countries that crowdsource are the USA, Australia, and the UK, with strong growth in 2013 in the US and Brazil, Singapore and Germany.
・The top 3 design types requested by volume are logo design, web design and graphic design. The fastest growth is in app design (driven by the iOS and Android boom), Facebook page design (now with 1 billion users, the best way for brands to connect with consumers), and book cover design (driven by the rise in eBook publishing).
Lynch氏は、アジア地域 ——つまり、インド、シンガポール、フィリピン ーー で、デザインのクラウドソーシングが有望なビジネスであることを特に考慮して、デザイン業界のオブザーバーが興味を持ちそうな動向をいくつか紹介してくれた。
・クラウドソーシングを最も行っている国は、アメリカ、オーストラリア、イギリスで、2013年にはアメリカ、ブラジル、シンガポール、ドイツで大きな成長が見られるだろう。
・もっとも依頼の多いデザインタイプのトップ3は、ロゴのデザイン、ウェブデザイン、そしてグラフィックデザイン。最速で成長しているカテゴリーは、アプリのデザイン(iOSとAndroidブームの影響)、Facebookページのデザイン(今では10億人のユーザーがFacebookを利用していて、ブランドと消費者を結びつける最善のツールとなっている)、そして、本の表紙のデザイン(電子書籍出版の増加による)だ。
Alec Lynch氏は、業界を観測する人々が、特に有望なアジア地域の市場、すなわちインド、シンガポール、フィリピンについて考慮すると、興味を抱くかもしれない動向について伝えてくれた。
・クラウドソーシングの利用が最も多い国は米国とオーストラリア、英国で、2013年に大きく成長する国は米国、ブラジル、シンガポールとドイツだ。
・デザインの種類で依頼が最も多いものを3つ並べると、ロゴのデザイン、ウェブサイトのデザイン、そしてグラフィックデザインだ。最も急速に増えたのはアプリのデザイン(iOS、Androidが急成長したため)、Facebookのページデザイン(現在のユーザ数は10億で、企業が消費者と対話する上で最も良い手段となっている)、そして書籍の表紙デザイン(電子書籍の出版が増えたため)である。
・Designer demand for crowdsourcing has doubled in the last 12 months – with registered designers now at 100,000 on DesignCrowd.
・Small business demand for crowdsourcing has doubled since late 2012 and is booming in early 2013 – DesignCrowd has seen more than 50% growth in posted projects already in 2013.
・The top designer countries by volume are the USA, India, UK, and Australia with Indonesia, the Philippines, and Pakistan the top emerging countries.
・クラウドソーシングにおける小企業からの需要は2012年末移行に倍増し、2013年始めにはブームとなっている。DesignCrowdでは、2013年に投稿されたプロジェクトの数が50%以上も伸びている。
・デザイナーを1番多く持つ国は、アメリカ、インド、イギリス、オーストラリアで、新興国のなかではインドネシア、フィリピン、パキスタンが最多。
・中小企業のクラウドソーシングに対する需要は2012年後半から2倍に増え、2013年の初めから急激に成長している。DesignCrowdでは2013年、投稿されたプロジェクト数が既に50%以上の増加を示している。
・デザイナーの出身国で最も多いのは米国、インド、英国、オーストラリアで、さらに新興諸国で多いのはインドネシア、フィリピン、パキスタンとなっている。
Alec highlights that there is strength in numbers. “It’s now possible for a small business to access 100,000 designers online. This is one of the reasons crowdsourcing is disrupting the traditional design industry. We now have twice as many designers on DesignCrowd than the whole of the United Kingdom.”
On app designs, these are flexible, in that designers are not limited to any particular platform, having only to focus on the raw, uncoded design.
アプリのデザインは、デザイナーが特定のプラットフォームだけに制限されておらず、加工や暗号化のされていないデザインだけに集中すればいいという点で、柔軟性がある。
“For example a client looking for a new app design graphical user interface, or who wants to update the look and feel of an existing app, would specify their requirements in the design brief and include the type of platform/s (iOS, Android, MW Windows 8 or Blackberry). DesignCrowd designers would then submit uncoded design ideas to the app design contest.”
Top earners
He also says demand for crowdsourced design work comes from a mix of small businesses and bigger enterprises. To illustrate, the service has been used by Virgin, Showtime, Amnesty, and Harvard, among other brands. Also, former Australian Prime Minister Kevin Rudd used a DesignCrowd-sourced design for his t-shirts.
We reached out to Alec, and inquired about how lucrative joining DesignCrowd would be, especially with the participation payments. To illustrate, Alec highlighted designer “PB,” who has earned US$200,000 through contests. “From a £1750 earnings / month as a full time employee and working under my dull headed boss, it had zoomed up to £6000 / month on an average.”
Lynch氏はまた、クラウドソーシングによるデザイン制作には小企業以上の様々な企業から需要があると言う。具体的には、同サービスはこれまでに、Virgin、Showtime、Amnesty、ハーバード大学などの数多くのブランドによって利用されている。さらには、オーストラリア元首相Keven Rudd氏もDesignCrowdを利用してTシャツを作っている。
私達はLynch氏に連絡をとって、DesignCrowdに登録するとどのくらい稼げるのか、特に参加報酬についても聞いてみた。それを説明するために、同氏はコンテストを通じて20万米ドルを稼いだデザイナー「PBさん」を例に挙げた。「正社員として頭の緩い上司の下で働いてた時の1か月の収入は1,750ポンドでしたが、それが今では月平均で6,000ポンドにも増えています。」
さらに同氏は、クラウドソーシングされたデザインの仕事に対する需要は中小企業および大企業を合わせたものによって成り立っている、と述べた。実例を挙げると、同サービスはVirgin、Showtime、AmnestyやHarvard等から利用されている。さらに、オーストラリアの前首相であるKevin Rudd氏が、TシャツのデザインのためにDesignCrowdを利用した。
我々はLynch氏に連絡を取り、DesignCrowdでデザインを提供すると、特に参加料によって、どれぐらい儲かるであろうかと尋ねた。実例として、同氏はデザイナーの「PB」の例を挙げた。彼はコンテストを通して20万ドルの収入を得たとのことだ。「以前はフルタイムの従業員として、頭の回転が遅い上司の下で働いて月給は1750ポンドでしたが、一カ月の平均が6000ポンドに増えたのです。」
Second top earner would be Art Samurai from the Philippines. “DesignCrowd made participation worthy by introducing participation payments – which makes about 18% of my total earnings and that is a big deal.”
Didn’t win? Don’t worry!
To further add value to the crowdsourcing service, DesignCrowd has launched BrandCrowd, which is a premium logo marketplace for designs that did not win the competitions. Interested clients can browse through these logos or designs, and designers can still monetize those that are chosen.
採用されなかった?でも、心配しないで!
DesignCrowdは、サービスにさらなる付加価値を加えるため、BrandCrowdをローンチした。これは、コンペで採用されなかったデザインのための、プレミアム・ロゴ・マーケーットプレイスだ。興味のあるクライアントは採用されなかったロゴやデザインを閲覧でき、デザイナーはそれらを販売して収入を得ることができる。
コンテストで選ばれなくても、チャンスはある
DesignCrowdにさらなる付加価値をもたらすため、同社はロゴを有料で提供するマーケットプレイスBrandCrowdをローンチした。こちらのマーケットプレイスでは、DesignCrowdのコンテストで選ばれなかったデザインを活用する。興味を持ったクライアントはこれらのロゴやデザインを見ることができ、選ばれたロゴやデザインのデザイナーは収入を得ることができる。
For designs that don’t necessarily meet the mettle of the clients, there’s still a chance. “BrandCrowd is a marketplace for ready-made brand templates, or unused designs. It provides a passive income option for freelance designers. It’s free for designers and designs are categorized by industry to help small businesses find logos and designers sell them.” Designers keep a 70% commission from designs sold from the marketplace, and users can “spring” each other’s designs — equivalent of “liking” on a social netowork — to give them a boost.
Check out DesignCrowd at www.designcrowd.com.
DesignCrowdのホームページは、www.designcrowd.com
公式サイトwww.designcrowd.comへ行って、DesignCrowdをチェックしてみよう。