One of Japan’s biggest credit card issuers is funding this music startup’s pivot to payments
Since its launch in 2011, Tokyo-based startup Beatrobo has evolved from an online service for sharing and discovering music to a hardware maker with hopes of replacing the CD. Founder and CEO Hiroshi Asaeda (above left) unveiled PlugAir last April, a customizable dongle that, when inserted into a smartphone’s audio jack, instantly downloads songs, music videos, and other relevant content from the cloud to your device.
2011年の設立以降、東京を拠点とするスタートアップのBeatroboはシェアリングと音楽発見のオンラインサービスからCDの代替を求めるハードウェアメーカーに進化した。設立者兼CEOのHiroshi Asaeda氏(上部左)は昨4月にPlugAirという、カスタマイズ可能なドングルを公にした。これをスマートフォンのオーディオジャックに差し込めば、楽曲、音楽ビデオその他関連するコンテンツがクラウドからデバイスにすぐにダウンロードされる。
2011年にローンチして以来、東京を拠点とするスタートアップBeatroboは、CDに取って代ることを願いつつ、音楽の共有と発掘サービスからハードウェアメーカーへと進化した。創立者でありCEOの浅枝大志氏は(左上)、昨年の4月にPlugAirを発表した。それは、カスタマイズが可能なドングルで、スマホのオーディオジャックに差し込むと、即時に歌、ミュージックビデオ、その他の関連のコンテンツをクラウドからデバイスにダウンロードするというものだ。
2011年の参入以来、東京を拠点としたBeatroboの新規事業は、音楽を共有したり発見したりするためにCDに代わるものとして、ハードウエアメーカーに対するオンラインサービスとして進化しました。創始者であり最高経営責任者である浅枝大志氏(上写真左)は昨年4月にPlugAirを公開しました。それはドングルがカスタマイズ可能で、スマートフォンのオーディオジャックに差し込むと、即座に歌、音楽ビデオやその他関連のあるコンテンツをクラウドから個人のデバイスにダウンロードすることができるものです。
Asaeda today announced Beatrobo will utilize PlugAir tech to enter the payments space. The pivot is being facilitated by Credit Saison, Japan’s third-largest credit card issuer, which also confirmed it will lead Beatrobo’s series B financing round. The firm declined to specify exactly how much it is contributing, but Asaeda says the round is expected to close in November to the tune of US$2.4 million.
“It’s actually not a pivot – we’re stepping up to a new level,” Asaeda tells Tech in Asia. “We realized PlugAir wasn’t just for music. It can be a physical key for anything in the smartphone age, replacing your IDs and passwords.”
「この動きは実際は旋回と呼べるものではありません。新たな領域への進出です。当社はPlugAirが音楽のためだけのものではないと実感しました。利用者のIDやパスワードに代わるような、何であれスマートフォン時代における実体性のある鍵になれるのです」と、Asaeda氏はTech in Asiasに語った。
「実際それは軸ではないのですー私たちは、新しいレベルへとステップアップしています」と浅枝氏はアジアのTechに語る。「私たちは、PlugAirは音楽のためだけのものではないと分かりました。それは、IDやパスワードに取って代わることで、このスマホ時代において何に対しても物理的な鍵になりうるのです」
「提供」の後に「を」、また「予想されると」を「模様だ」、「軸」を「かなめ」に訂正します。
浅枝氏は今日、BeatroboはPlugAirのテクノロジーを使用して支払い空間へと参入すると発表した。この軸となる事業は、日本第三位のクレジット発行者、Credit Saisonによって促進されており、Credit Saisonもまた、BeatroboのシリーズBの投資を開始することを認めた。同社は具体的にいくらの提供をするのかは控えたが、浅枝氏は、その投資は、11月に240万米ドルという多大な額で終わる模様だと話す。
「実際それがかなめではないのですー私たちは、新しいレベルへとステップアップしています」と浅枝氏はアジアのTechに語る。「私たちは、PlugAirは音楽のためだけのものではないと分かりました。それは、IDやパスワードに取って代わることで、このスマホ時代において何に対しても物理的な鍵になりうるのです」
Asaeda and Yoshiaki Miura (above right), Saison Ventures CEO, envision a future where a scaled-down PlugAir – perhaps hanging from a keychain or worn on a necklace – is inserted into your mobile device’s headphone jack to instantly authenticate and process ecommerce payments.
“Digital payments will change in the future,” Miura says. “Right now we have the plastic card with a 16-digit number. We know that’s going to change, but we’re not sure how. We want to get involved in these kinds of alternative [payment] opportunities, [like] PlugAir.”
Miura氏は、「デジタル決済は将来変わります。いま私たちは16ケタの数字のあるプラスチックカードを持っています。これが変わっていくとしても、どのように変わるかはわかりません。PlugAirのような、代替的な(決済の)事業機会に関わっていたいのです」 と述べている。
「デジタル決済は将来変わるでしょう」と三浦氏は言う。「現在、プラスチックカードは16桁です。それが変わるのは分かっていますが、どのように変わるのかは分かりません。私たちは、PlugAirの[ような]、こうした別の[決済]の可能性に関わりたいのです」
Safer than plastic
Asaeda claims PlugAir is more secure than standard pin codes, passwords, and even credit cards. Its secret weapon? Inaudible sound waves.
“Four-digit pin codes and eight-character passwords are easily reused across multiple services, but if one is hacked all of the others are also going to be in danger,” Asaeda explains. “PlugAir generates a 256-digit, one-time passcode for each transaction, and sends it directly to your device via sound waves.”
Asaeda氏によると、 PlugAirは標準的なピンコード、パスワード、さらにはクレジットカードより安全であるという。その秘密兵器は何か?耳には聞こえない音波だ。
「4ケタのピンコードと8ケタのパスワードは複数の端末間で簡単に再利用されてしまいます。でも1つ盗まれると他のすべても危険にさらされます。PlugAirは256ケタ、1回限りのパスワードを取引ごとに作り出し、音波でデバイスに直接送信するのです」と、彼は説明している。
浅枝氏によれば、PlugAirは通常のピンコードやパスワードはおろか、クレジットカードよりも安全であるという。それは秘密兵器か何かなのだろうか。その正体は、人の耳には聞き取れない音波である。
「4桁のピンコードや8文字のパスワードは簡単に複数のサービスで使い回せて便利ですが、万が一そのうちの1つがハッキングされ盗まれると、残りの全部も危険にさらされます。」さらに浅枝氏は続けた。「それに対しPlugAirは256桁におよぶ使い捨てのパスコードを取引ごとに生成し、音波を使ってそれをあなたの使用機器に直接届けるのです。」
PlugAir’s non-reliance on a Bluetooth or a wifi connection ensures its viability in places with slow or outdated mobile internet infrastructure, making it internationally scalable.
After its first insertion, the PlugAir dongle becomes locked to that device, further boosting security. Unlike a stolen credit card, a lost or stolen PlugAir would be rendered useless without the device it’s tethered to.
“PlugAir is a token – it doesn’t contain any actual information – with a serial number that’s locked to a specific device,” Asaeda says. “If stolen, it simply can’t be used. If you want to unlock it for use on a different device, you’d have to do so through your credit card company.”
PlugAirドングルは最初に挿入されたデバイスにロックされるため、さらにセキュリティ性が高まる。盗まれたクレジットカードとは異なり、拾ったり盗まれたりしたPlugAirは紐づけされたデバイスがないと無効扱いになってしまう。
「PlugAirはいかなる実情報を含みませんので、特定のデバイスにロックされたシリアルナンバを備えたトークンなのです。盗まれたとしても使用されることはありません。違うデバイスで使うのに必要な開錠はクレジットカード会社を通してしかできないのです」 と、Asaeda氏は述べている。
最初の差し込みの後、PlugAirのドングルは、ディバイスにロックされ、さらにセキュリティーを強化する。盗まれたクレジットカードとは違い、紛失したり盗難にあったPlugAirは、それがつながれているディバイスなしで無効にできる。
「PlugAirはトークンですー実際の情報は何も含んではいませんーシリアル番号がついていてそれが特定のディバイスにロックされます」と浅枝氏は話す。「仮に盗まれても、すぐには使われることはありません。別のディヴァイスで使用するためにロックを解除したいなら、クレジット会社と通じてそうしなければならないでしょう」
Convenience and comfort
Credit Saison is looking for disruptors in the payments space both at home and abroad. The firm previously invested in Coin, a San Francisco-based all-in-one physical card startup; and Coiney, a Tokyo-based startup that makes mobile payment processing hardware.
Miura hopes eliminating the tedious process of inputting personal information for each ecommerce site will encourage PlugAir users to transact on sites other than Amazon or Rakuten.
クレディセゾンは国内外で決済業界を破壊する企業を探し求めている。同社はかつてCoin(サンフランシスコを拠点とするオールインワンのカードスタートアップ)やCoiney(モバイル決済処理ハードウェアを製造している東京を拠点とするスタートアップ)に投資してきた。
Miura氏は、 eコマースサイトのそれぞれに個人情報を入力する面倒な手間を省くことでPlugAirのユーザにAmazonや楽天以外のサイトで取引を増やしてもらえればと考えている。
Credit Saison(クレディセゾン)は、自国と海外を問わず、両方で決済分野をかく乱する存在を探している。以前同社は、サンフランシスコを拠点とするオールインワンの物理カードのスタートアップCoin、そしてモバイル決済のプロセスを武器にする、東京を拠点とするスタートアップCoineyに資金援助した。
Miura氏は、個人情報を各eコマースサイトに入力するという面倒なプロセスを廃止することによって、PlugAirユーザによるAmazonやRakuten以外のサイト上での取引が促されることを期待している。
“People don’t want to put their credit card number somewhere they don’t know,” he says. “We’ve found that many people return to the same ecommerce sites because they don’t feel like adding all of their information on another site.”
In addition to convenience, Miura thinks a solution like PlugAir will make users more comfortable making purchases on the go.
“Most people won’t take out their credit card and type in their credit card number in public,” he adds. “But if you have this on your keychain, you can just pop it out on the train and buy something on your way to work.”
利便性に加えてMiura氏が考えているのは、PlugAirのようなソリューションがあれば多くの人が外での買い物を快適にできるということだ。
「クレジットカードを持ち歩いて外でカード番号を入力したくないと考える人はたくさんいます。でもこれ(PlugAir)をキーチェーンに入れておけば、電車の中でもさっと取り出して通勤途中に買い物ができるのです」と、続けて述べている。
Miura氏は便利さだけでなく、PlugAirを使って、ユーザに様々な場所でもっと快適に買い物をしてもらえるような解決策を考えている。
「大抵の人は、クレジットカードを取り出して、人前でクレジットカード番号を入力しないでしょう。」と彼は付け加えた。「しかし、自分のキーチェーンにこれを付ておけば、電車の中でパッと取り出すだけで、仕事に行く途中で買い物することができます。」
Per-insert monetization
Asaeda’s monetization strategy might not be what you expect. Instead of charging the merchant a percentage of each sale, he’s more interested in earning a fee per insert “like how Google Maps monetizes its API.”
He also hopes the dongle will be used for more than just ecommerce payments: social media logins, online banking – “anything that requires an ID and a password,” Asaeda says.
浅枝氏の貨幣化戦略は、あなたが思っているものとは違うかもしれない。それぞれの販売のパーセンテージを行商人に課す代わりに、「Google MapsがAPIを貨幣化するように」差し込みごとに手料金を得ることにもっと興味を持っている。
彼はまたドングルが、ソーシャルメディアのログインやオンラインバンキングなど、単にeコマースの決済だけに使われるのではなくー「IDやパスワードを必要とするものには何でも使われることを望んでいます」と浅枝氏は話す。
Asaeda氏のマネタイズ戦略は、あなたが期待するようなものではないかもしれない。事業主に売上ごとに何割かを請求するのではなく、彼は「Google MapがそのAPIをマネタイズしている方法」と同じように、1回の挿入につき報酬を得ることに、より興味を抱いている。
また彼は、このドングルが、eコマース決済だけでなく、ソーシャルメディアのログインやオンラインバンキングで利用されることを期待しており、「IDやパスワードを必要とするものなら何でも」とAsaeba氏は語った。
浅枝氏の収益化戦略は予想外のものかもしれない。使用料をそれぞれの売買の割合に応じて商売人に請求するのではなく、「(彼曰く)Google MapsがAPIでマネタイズしているようなやり方で」差し込むごとに料金を取るシステムに興味を示している。
彼はまたこの小さな装置がただeコマース決済のためだけではなく、他のものにも使われることを望んでいる。例えばソーシャルメディアのログインやオンラインバンキングなど、浅枝氏の言うところの「IDやパスワードを要求するすべてのもの」にである。
He’s also not interested in charging for the device itself, but hopes the fee-per-insert model will cover the cost.
While the standard audio jack doesn’t seem to be going anywhere anytime soon – even the bare-bones new MacBooks retained it – PlugAir could be rendered obsolete if the status quo changes or vanishes altogether.
“Our R&D team is already working on alternatives without the audio jack, using NFC and Bluetooth,” Asaeda adds.
Beatrobo previously raised US$1.1 million in series A funding from Lawson last April and US$600,000 in seed funding from CyberAgent Ventures, KLab Ventures, and Movida Japan in April 2012.
スタンダードのオーディオジャックは、今すぐどうにかなるようには思えないがー必要最低限の新型MacBooksでさえ使い続けていたーPlugAirは、もし現状が全く変わるか、なくなるかしたら、時代遅れになるかもしれない。
「私たちのR&Dチームは、すでにオーディオジャックなしで、NFCやBluethoothを使用する別のものに取り組んでいます」と浅枝氏は付け加える。
Beatroboは以前に、去年の4月にLawsonから110万米ドルをシリーズAの資金調達から、また2012年4月にCyberAgent Ventures、 KLab Ventures、 and Movida Japanから60万米ドルの資金を集めた。
必要最小限の装備しか持たない最新のMacBooksですら規格品のイヤホンジャックを備えている現在、これらのジャックが近いうちに消えてしまうことはないように思える。しかしもし現状が一変してしまった場合、PlugAirは時代遅れになってしまう可能性がある。
「我々の研究開発チームはすでに、イヤホンジャックを使わずにNFCやBluetoothを使用して動く代替機種を開発中です。」と浅田氏は付け加える。
Beatroboはすでに今年の4月にローソンから約1億1000万円のシリーズAの投資を受けており、2012年の4月にはCyberAgent Ventures、Klab Ventures、Movida Japanから元金として約6000万円の資金調達を実現している。
すみませんが、一部訂正したいと思います。以下を見ていただければと思います。
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日本の大手クレジットカード発行者のひとつが音楽への支払いを方向転換する新規事業に出資しています。
2011年の参入以来、東京を拠点としたBeatroboの新規事業は、音楽を共有したり発見したりするオンラインサービスから、CDに代わるものとして期待するハードウエアメーカーとして進化しました。創始者であり最高経営責任者である浅枝大志氏(上写真左)は昨年4月にPlugAirを公開しました。それはドングルがカスタマイズ可能で、スマートフォンのオーディオジャックに差し込むと、即座に歌、音楽ビデオやその他関連のあるコンテンツをクラウドから個人のデバイスにダウンロードすることができるものです。