城南宮の神苑は「源氏物語 花の庭」と称され、四季折々の草花で彩られます。中でも、古来から愛され続ける梅はまた格別で、春の山の庭では紅白合わせて約150本のしだれ梅が枝から垂れるようにして咲き誇ります。2月18日~3月21日の期間、「しだれ梅と椿まつり」が開催されます。
徳川家康が造営し、家光の代に完成した二条城。絢爛豪華な襖絵や彫刻で知られるこの城も、早春には柔らかな梅の香に包まれます。城内に植えられている梅は約130本。南西部に広がる梅林にそのほとんどがあり、紅梅、白梅、桃色梅、枝垂れ梅、1本の木に紅白の花を咲かせる源平咲き分けなどを見ることができます。