E-commerce Soars in Japan, Smartphones the Cause?
The Nikkei reported this week that Japan’s e-commerce sales increased 16.9 percent during fiscal 2010. This brings online shopping sales to a total of 1.59 trillion yen (approximately $20 billion). The newspaper credits the surge to traditional retailers upping their presence online. The Nikkei also suggests that e-commerce growth is linked to the growth of smartphone use.
日本経済新聞が今週報じたところによれば、日本での電子商取引売上高は2010年期で16.9%増加した。これによりオンラインショッピングの売上高は総計1兆5900億円(およそ200億ドル)となった。同紙では、この急激な増加は従来の小売業者がオンライン上にその存在を急速に現してきているためとしている。また、電子商取引の増加はスマートフォン使用の増加とリンクしているのではないかという見方を示している。
I am a fan of the Nikkei; I read it every single day. But this smartphone theory makes me skeptical. After all, Japan has arguably the most advanced mobile environment in the world, with 3G Internet use on phones for the last ten years. Surely online shopping was prevalent before the recent introduction of smartphones. It turns out it was.
According to a survey by Net Asia (Japanese) in January of this year 57.5 percent of mobile users have experience shopping online via their phones. There is certainly still room for growth but the experience is not novel to the smartphone.
今年1月のネットエイジア(日本語)の調査によると、モバイル・ユーザーの57.5%が携帯電話を使ってオンラインでの買い物をした経験があるという。成長の余地が残されているのは確かだが、この経験はスマートフォンにとって目新しいものではない。
今年1月のNet Asia(日本語)による調査によると、57.5%のモバイルユーザーは、彼らの電話経由でのオンラインショッピングの経験がある。もちろんまだ成長の余地はあるが、その経験はスマートフォンへの目新しさとはならない。
ネットエイジア(日本)の調査によれば、今年1月時点でモバイルユーザーの57.5%が携帯電話からオンラインショッピングをしたことがあると答えた。確かに成長の余地はあるが、オンラインショッピングはスマートフォンにとって目新しいものではない。
Also, according to comScore (Japanese), by the end of fiscal 2010, there were just shy of 10 million smartphones in Japan. If the year-on-year 230 billion yen sales increase is attributed to these 10 million users — which of course the Nikkei isn’t strictly suggesting, but bear with me–the average revenue per user is 23,000 yen ($300). This is not inconceivable but it is highly unlikely.
Of course e-commerce sales’ increase is a result of many factors. But the implication that smartphones play a major role is an interesting notion. Especially since the suggestion is that smartphones are driving sales in addition to those from PC purchases instead of just eating from PC’s share.
電子商取引の分野で起こった売上げの増加はもちろん様々な要因によるものだ。もっともスマート・フォンがそこで大きな役割を果たしたという分析は興味深い。また特にスマートフォンがPCのような既存の取引媒体からシェアを奪うのではなく新たに全体の取引数を増やすという方向で働いたという分析は興味深いものだ。
さらに、comScore(日本語)によれば、2010年度末までに、日本のスマートフォンは1000万台には達しなかった。対前年比2300億円の売上増が、この1000万人のユーザーによるものであるとすれば、(もちろん日経は厳密に示していないが、我慢してほしい)ユーザー1人当たりの平均収益は23,000円(300ドル)である。あり得なくはないが、非常に可能性は低い。
もちろん、電子商取引販売の増加には、多くの要因がある。しかし、スマートフォンが主要な役割を果たしていると示唆するのは、興味深い考えである。特にそれは、スマートフォンが単にPCのシェアを浸食する代わりに、PCでの購入とともに売上を伸ばしていると示しているからだ。
電子商取引の売上高の増加は当然、多くの要因がもたらした結果である。しかしスマートフォンがその主翼を担ったという推論は面白い考えだ。特にこの論では、スマートフォンがPCからの売上シェアを食うのではなく、PCからの購入に加えて売上を加速しているとするからだ。
So what is it about smartphones that stimulates e-commerce? That is a question deserving of its own post. My best guess is smartphones support impromptu purchases. Also, as Rakuten has implemented in its smartphone apps, the ability to scan barcodes in brick-and-mortar stores and purchase cheaper goods on the fly aids sales.
While I am hesitant to give smartphones too much credit for the last year in e-commerce sales, their potential is undeniable. With the smartphone market share at about ten percent, Japan is positioned at just the beginning of the smartphone boom, making the outlook for online stores even better.
昨年の売上げが凄かったからといってスマートフォンをあまり褒めすぎることはしたくない。だがスマートフォンの将来性は確かなものだ。今のところスマートフォン経由の売上げは全体の10%ということだが、日本ではいまスマートフォン・ブームが始まったばかりだ。オンライン・ストアにとって将来は明るいといえる。
昨年の電子商取引売上に対して、スマートフォンがそんなに大きな原因だと認めることはためらわれるが、そのポテンシャルは否めない。スマートフォン市場のシェアは約10%で、日本の位置はまだスマートフォンブームの入り口にすぎない。オンラインストアの将来はますます明るいものとなっている。
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