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Whereas many business leaders become locked into an aggressive stance, allowing their personal grudges to dictate their decisions, Gates was always rational. Critics claim that he allowed his emotion to get the better of him in some cases - in particular, that his dislike of certain rivals sometimes clouded his judgement. On the contrary, like a spoilt child that throws a tantrum to get its way, Gates may have personalized a battle for a time, but only to focus Microsoft's fire.
多くのビジネスリーダーは、攻撃的姿勢に固着し、自分の個人的な恨みで意思決定することを許してしまうのに対し、ゲイツは常に合理的だ。彼に批評的な人々は、彼が感情に流されることがあり、特に、特定のライバルへの嫌悪感が、時として判断を鈍らせることがあると主張する。逆に、癇癪を起す甘やかされた子供のように、ゲイツは一時的に戦いを私物化したことがあるが、マイクロソフトの危機に対処するためだけだった。
攻撃的な姿勢にとらわれるビジネスリーダーも多く、私情をはさみ決断を鈍らせてしまうのだが、ゲイツはいつも理性的だった。とりわけ気に入らない企業が判断を鈍くさせることもあったが、そういったケースではゲイツは感情のいい面だけを出すようにしていたという批判的な意見もあるのだ。それに対して、やりたいことにかんしゃくを起こす甘やかされた子供のように、マイクロソフトへの攻撃に絞って言えば、一時的に企業間の争いを個人的な戦いにしていた。