ご存知ですか?『楽焼』
それは、千利休の創意により「利休茶の湯」の美意識を「碗」という形にし、
京都で生まれ茶の湯に育てられた焼き物です。
その昔、当窯創始者・佐々木吉之介は、その利休の美意識に傾倒し「1905年」京都洛中から東山・清水寺門前に居を移し、茶の湯楽焼窯『昭楽窯』を開窯しました。
そして、今は京都の西北・亀岡の山里に窯を移し百有余年。
桜は薄紅色に咲き誇り
薫風にホトトギスが囀り
蛍が乱舞する
庭の紅葉は錦に染まり
夜空に響く鹿の声
そして、
静寂に舞う雪
そんな山里の工房で、吉之介の精神と技を脈々と伝え続けております。
窯主 敬白