PAGE 120-3
'Everybody was talking about how the Japanese had taken over consumer electronics and that the computer industry was going to be next, and that their system of hard work somehow was superior and that we had to completely rethink what we were doing. NO~, if you look at what's happened in personal computers or in business in general, or at how we allocate capital, and how we let labor move around, the US has emerged in a very strong position.
And so the first beneficiary of all this information technology has been the US.'
「誰も彼もが、日本がいかにして家電業界を支配するようになったかだとか、次はコンピュータ業界も同じようになってしまうだとか、日本人の勤勉さはなんだかんだ言ってもすごいものだとか、私たちのやってることもゼロから考え直さなきゃならないとか、そんなことを話していた。だけど、ちがーう。パソコンやパソコン業界に全般的にどういうことが起きてきたかとか、私たちがいかに資本を配分しているか、労働力をいかに動かしているか、などをちゃんとみてみれば、アメリカがとても強い立ち位置にいることがおのずと分かるはずだ。
そして、だからこそ、この情報テクノロジーの恩恵の全てをアメリカが受けることができてきたのだ。
「人々は皆、電化製品分野は日本人に乗っ取られたと話しており、またコンピューター分野は日本人が次にターゲットとしている分野で、どうやら彼らの勤勉さがより優れたものであり、我々は我々が行ってきたことを全て考え直さなければならなかった。いや、そうではない。パーソナルコンピューターや全体的なビジネスのあり方、もしくは我々がどのように資本金を配分し、従業員を配置させているのかを見てみると、米国は非常に良い位置に浮上したと言えるだろう。
そして、これら全体的なITの恩恵を最初の受けたのは米国であったのだ。」
「日本人がどの様にして消費者用電化製品市場を独り占めしたか、そしてコンピューター業界が次に来る、彼らの勤勉なシステムがどういう訳か優れている、我々が今している事を完全に考え直さなければならない、と皆話していた。違うんだ。もしPCやビジネス一般で何が起こったかや資本配分の仕方、どの様に労働者をあちこちに移動させたりした事を見たら、米国が非常に確固たる位置にいるという事がはっきりとするだろう。
そうだから、全情報テクノロジーの恩恵を最初に受けたのは米国だったのだ。」
訳文最後に閉じ括弧(」)を忘れました。