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翻訳者レビュー ( 日本語 → ドイツ語 )

評価: 50 / 0 Reviews / 2011/05/12 08:02:48

日本語



 こちらは地獄の底の血の池で、ほかの罪人と一しょに、浮いたり沈んだりしていた陀多(かんだた)でございます。何しろどちらを見ても、まっ暗で、たまにそのくら暗からぼんやり浮き上っているものがあると思いますと、それは恐しい針の山の針が光るのでございますから、その心細さと云ったらございません。その上あたりは墓の中のようにしんと静まり返って、たまに聞えるものと云っては、ただ罪人がつく微(かすか)な嘆息ばかりでございます。

ドイツ語

Hier ist Datta wer im Blutteich in der Hölle mit anderen Sünder und Sünderinen schwebt und sinkt. Dort ist ganz dünkel wie auch immer, und manchmal kann man ein Auftauchen sehen, das ist Nadelglanz des fürchtbares Nadelberges. Man kann noch nichts sagen, dass dort ist einsam und verloren. Außerdem herrchte in dieser Gegend wie im Grab. Manchmal kann man nur den Seufer der Sünder und Sünderinen hören.

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備考: 芥川龍之介「蜘蛛の糸」第二章です。一章三章もありますので以前の翻訳依頼を参照の上、翻訳していただけると助かります。