歌川広重(安藤広重)の名画「東海道五十三次」をモチーフにして、五十三次を全て(始点、終点合わせて五十五枚)型紙に手彫りで彫り上げ、一枚ずつ奉書紙に貼り、折本(おりほん)仕立てで一冊にまとめた作品です。多色版画をもとにしながら、一色だけの型紙で情景を伝えるデザイン・アレンジの冴えと柄と柄を繋いでいく独特の意匠、鋭い小刀で直線を生み出す引彫り、小さな丸い穴で色とボカシを表現する錐彫り、これらの伝統の技法を駆使して月日をかけて起こした伊勢型紙の素晴らしい手彫りの味わいを御堪能下さい
伊勢型紙で再現。鈴鹿の専門店が3年がかり彫り上げ。浮世絵で描かれた旧東海道五十三次の宿場町すべてが、鈴鹿市の伝統産業「伊勢型紙」で再現された。つないだ長さ約18メートル、厚さ10センチに及ぶ「五十三次全作品集」となった。作ったのは同市白子、伊勢型紙専門店「おおすぎ」(大杉修敏)。今年は東海道の宿駅制度が始まって400年にあたるが、同店では、このうちの一冊を鈴鹿商工会議所に寄贈することにしている。
*最後の「今年は〜」という文ですが、次の翻訳依頼を見てみると、2001年が400年目にあたるようですが、もしそうであれば、次のように翻訳する事もできます。
The year 2001 marked the 400th anniversary of opening those stations on Tokaido, and the store contributed one of this art book to the Chamber of Commerce and Industry of Suzuka city.
*また、大杉様の下の名前は”のぶとし”でよかったでしょうか?
江戸時代の浮世絵師・安藤広重が描いた浮世絵「東海道五十三次」(保永堂版)をモデルに、5年前から同店従業員の佐野博美さん(51)がデザインし、伊勢型紙技術保存会研修者の生田嘉範さん(53)が三年かけて彫り上げた。出発点の日本橋から、県内は桑名、四日市、鈴鹿、亀山などの作品がある。伊勢型紙特有のきめ細かい技法で、それぞれを原寸の長方形から正方形に近い色紙大に仕上げている。百冊を限定発売する。※2001年は、東海道に宿駅が制定されてから400周年となる年で、様々な行事が催されました