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Apple, on the other hand, took the view that the only way to ensure the quality of its products was to try to retain control of everything. Later this included its proprietary Macintosh operating system.
Apple didn't want anyone else to 'clone' its computer. For years, the company resolutely refused to license its Apple Mac operating system to other manufacturers. This meant that anyone who wanted the user-friendly Apple operating system had to buy an Apple computer. It was a strategy that seemed to make sense - but only by the old rules of the game. The problem for Apple was that in terms of business model and strategic vision, it was only one generation on from the hardware dinosaur IBM.
対してアップルは、商品の品質を確かにするには、全てにかんしてコントロール権を握ることが唯一の方法だと考えた。後にこの考えは独自のマッキントッシュOS(Macintosh OS)につながる。
アップルは他の誰にも自らのコンピュータをコピーされたくなかった。Mac OS(オペレーティングシステム)のライセンスを他のメーカーに提供することを何年も断固拒否し続けた。
つまりは、使いやすいアップルのOSが欲しいユーザーはアップルのコンピュータを買わなければならなかったのだ。確かに理にかなう戦略に思えた、ーだが、それは使い古されたルールでのことだ。アップルにとっての問題は、ビジネスモデルや戦略視点としてはハードウェアの古参IBMの後を継いでいるだけだったという点だ。
一方、Appleは自社製品の質を確かなものにする唯一の方法はすべてを管理し続けることだと考えていた。後にこの考えはMacintoshのOSの所有権も含むこととなる。
Appleは自社のコンピュータを他社に真似られたくなかった。長年にわたってAppleは頑なに他のコンピュータ製造業社によるMac OSのライセンス契約を拒んでいた。これは利用者にとって使いやすいAppleのOSを求めるのであればそれはAppleを買収しなければならないということを意味していた。これは賢明な戦略に思えたが、しかしこれは旧来の商取引の範囲でしか成り立つものではなかった。Appleにとっての問題は、ビジネスモデルと経営戦略という観点から言うとハードウェア業界はIBM社の一時代であったということであった。