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謝 東翰 (valvrave)

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Original text

「富嶽三十六景」は、江戸時代後期に活躍した浮世絵師である葛飾北斎(一七六〇~一八四九)が手掛けた、錦絵(多色摺による木版画の浮世絵)の揃物である。江戸の町をはじめとして、東海道や富士山周辺、さらには、東は常陸国(現、茨城県)、西は尾張国(現、愛知県)といった遠く離れた場所まで、日本のさまざまな地点から富士山の姿を捉えている。題名は「三十六景」ではあるが、実際の総点数はそれより十点も上回り、四十六点となっている。制作されたのは、天保元~五年(一八三〇~三四)頃。すでに北斎は七十歳という年齢をすぎていた。

Translated text

《富嶽三十六景》為活躍時江戶時代後期的浮世繪師葛飾北齋(一七六零~一八四零)親自完成的一套彩色木版畫作品。以江戶町城為始,東海道、富士山周邊,甚至東邊至常陸國(現茨城縣) ,西至尾張國(現愛知縣)之遠,從各式各樣的地點捕捉富士山的姿態。題名雖然是「三十六景」,但實際總數還要比題名多了十景,一共四十六景。這些畫完成的時間約在天保元年到五年左右(一八三零~一八三四),此時北齋已經超過七十歲。