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But Gates had an important ally. He had the muscle of IBM behind his operating system. Big Blue had dominated the mainframe business for years and, somewhat belatedly, was preparing to enter the PC market. The credibility of the IBM name would be crucial in the battle ahead. Gates judged rightly that the best opportunity of establishing an industry standard other than one based around the Apple system lay with the arrival in the PC market of the world's most trusted computer manufacturer. For many years, IBM's proud boast was that 'no one ever got fired for buying an IBM.' At that time, it had a reputation for dependability unmatched in the computer world.
しかしゲイツには重要な同盟相手があった。彼はオペレーティングシステムの背後にIBMの影響力を持っていた。ビッグブルーは何年も前からメインフレームのビジネスを支配しており、やや遅ればせながら、PC市場に参入する準備をしていた。IBMの名前の下にある信頼は、今後の戦いで重要になる。アップルベースのシステム以外の業界標準を確立する最善のチャンスが、世界で最も信頼されるコンピュータメーカーのPC市場への参入と同時にあることをゲイツははっきりと判断していたのだ。長年にわたりIBMが自慢にしていたのは、「IBMを購入したために解雇された人はいない」というものだった。その時点で、IBMはコンピュータの世界で比類ない信頼性で定評があった。
しかしGates氏には大切な協力者がいた。彼のOSの背後にはIBMの力があったのである。IBMは長年メインフレーム業界に君臨し、遅ればせながら、パソコン市場にも参入しようとしていたのである。IBMという社名の信頼性はこの先の戦いにおいて極めて重要となる。アップル社のシステム意外の業界標準を確立する絶好の機会としては、世界で最も信頼されているコンピューター製造会社がパソコン業界に参入するのを待つことが最良である、とGates氏は正しく判断したのである。長年、IBMは「何人たりともIBM製品を買ってクビになったことはない」と自慢していた。その当時、コンピューター業界では無敵の信頼性を誇っていたのである。