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From the very beginning, despite its near miraculous profit margins, Gates always worried about Microsoft's financial situation. 'Even though if you look back and see that our sales and profits grew by basically 50 percent a year for all those years, what I really remember is worrying all the time. If you ask about a specific year, I'd tell you, oh that was an awful year, we had to get Multiplan [a financial spreadsheet] out and establish it, or that was the terrible year we brought out a Microsoft mouse and it didn't sell so we had a warehouse full of them, or that was the miserable year we hired a guy to be president who didn't work out.'
一番最初から、自身の奇跡とも言える利益にも関わらず、ゲイツは常にマイクロソフトの経営状況を憂慮していた。「何年にもわたって、毎年50%以上の利益を出してきたじゃないかと言うかもしれないが、私はいつでも心配しています。もしもある1年の話をしたら、私は、あれはひどい年だった、我々はマルチプラン(経営用表計算ソフト)を立ち上げる必要があったんです、とかマウスを発売したけど思ったよりも売れなかったから倉庫がいっぱいになってしまった、とかまったく働かないやつを最高職にしてしまって惨めな1年だった、などと説明するでしょうね。」
ごく初期から、そのほとんど信じられない採算利益にもかかわらず、ゲイツは常にマイクロソフトの財政状態を心配していた。「過去を振りかえって我々のセールスと利益がこの数年間通常50%で伸びたとわかっていても、思い出すのはいつも心配しているということだ。もしある年はどうだったと聞かれると、ああ、その年は恐ろしい年だった。Multiplan”財産計算ソフト”を考えてそれを作らなければ、また、あの年はマイクロソフト・マウスを作ったが売れなくて倉庫がマウスで一杯だったとか、まったく働かない社長を受け入れなければならなかった惨めな年だったとか」