南座は祇園のランドマーク。桃山風破風造の威容が目を引きます。
江戸時代の元和年間、京都所司代より四条河原東側に七つの櫓(座)を開くことが認可されましたが、享保年間には6座になり、幕末には南座と北座の2座、明治26年には南座だけとなり、現在に至っています。
毎年11月25日前後の吉日(平成23年は25日)に、顔見世興行に出演する役者の名前を書いた「まねき」看板が南座の正面に上がります。江戸の昔、歌舞伎役者の契約は年俸制で旧暦11月から翌年10月までの1年契約でした。
Cada año en un dìa aproximadamente el 25 de noviembre( el día 25 en 2012), los paneles publicitarios con los nombres de las estrellas de Kabuki que suben al escenario son puestos en la entrada principal de Minamiza. En el periodo Edo, el contrato de los actores de Kabuki era basado en el régimen de sueldos anuales desde el mes de noviembre( según antiguo calendario) hasta el mes de octubre del año suiguiente.
そのため毎年11月初めに各座の新たな顔触れが舞台で口上を述べることを「顔見世」と称しました。これが現在の顔見世興行の始まりで「歌舞伎正月」の異名もあるほど、いま以上に華やかで賑やかなものでした。
まねきは厚さ1寸(約3cm)、長さ1間(約1.8m)、幅1尺(約30.3cm)のヒノキの板に勘亭流の文字で役者の名前が書かれています。
勘亭流は江戸時代から興行などで使われる独特の書体で、「大入りになるように」と縁起を担ぎ、筆太に隙間なく内側に向かってはねるように書いていきます。