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Conyacの安さとスピードはスタートアップの味方!株式会社エムズ 柴木様

iPadアプリ『さくっとアルバム』をリリースした株式会社エムズの代表取締役 柴木 みずほさんにインタビューをさせて頂きました。お邪魔したのは、柴木さんもよくご利用されている渋谷のコワーキングスペースLightningSpotさん。渋谷から徒歩30秒。夏の暑い日には非常にありがたい立地の、アットホームなコワーキングスペースでした。


インタビュアー:中野美穂(株式会社エニドア)

撮影者:橋本拓也(同上)

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株式会社エムズってどんな会社?

中野:エムズさんはどんなサービスを展開されているのですか?


柴木:iOSのアプリを中心とした開発案件や、マーケティング・プロモーションなどを手がけています。


中野:受注制作ということですか?


柴木:はい。ですが、自社のプロダクトをリリースするのが夢だったんです。そのほうがよりクリエィティブじゃないですか。念願叶って『さくっとアルバム』を制作することができました。

さくっとアルバムを作るきっかけは子供の写真だった

柴木:去年から企画だけはあったんです。自分自身も写真の整理にこまっていて。子供の写真って、ほんといっぱい撮るんですよ。同じアングルで5枚とか撮っちゃたりして。もう、整理しないといけないんですけど、やらないんですよね。子供がいなくても、最近は写真を撮ることにハードルが低くなっていると思うので、必要性はあると思うんです。


中野:確かに私も携帯にカメラが付いて以来、なんだかんだ写真を撮るようになりましたね。スマートフォンにしてからは画質画素も良いし、なおさらです。


柴木:でもその中で、ベストショットは少なかったりしません?子供だとなおさら。その選り分けをいつかやらなきゃねっていうお母さんとかいっぱいいるんですよね。


中野:特に子供の成長の場合、アルバムとして残したいという気持ちが出てきますよね。


柴木:そうですよね。ちなみに中野さんは子供の時のアルバムってあります?


中野:ありますあります!母親が作ってくれてました!


柴木:ですよね!アルバムって、ことあるごとにみていたりするんです。そこで記憶が作られたり、愛されていたんだなぁっていう自己肯定感があったりとかしますよね。それをデジタルでも出来たら良いなと思ったんです。


中野:でも枚数が多いと整理するのが面倒なんですよね…。


柴木:そうなんですけど、だからこそ「面倒な事をいつかやる」ではなくて、短い隙間時間の中で、ある程度「整理した!」という達成感のある形になったら、充分なんじゃないかなと思ったんです。


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さくっとアルバムはこんなアプリ

柴木:特徴としては、iPad内に入っているすべての写真がマージされた状態で、日付順に並ぶことですね。だいたいカメラロールだけ、とかアルバムだけ、とかになってしまうんですけど、結局写真っていろんな媒体で撮りますよね。日常はiPhoneで撮ったり、行事ごとはデジカメで撮ったり。全部呼び出さないと意味はない。


中野:同じ行事でもケータイで撮りつつ、デジカメで撮りつつってありますよね。


柴木:そうなんです。それをここで一括で写真が見られたら良いのかな?って。


中野:私も「あ、あの写真みせよう!」って思って、携帯の写真を探すんですけど、やたら時間がかかるんですよ。しかも見つかればまだ良い方で、結局はデジカメで撮った写真だったってこともよくありますね。


柴木:そういうこともありますよね。


中野:あと私、実はiPadを久しぶりに取り出してきたんですね。 1、2年前から持ってたんですけど、使わなくなって家で眠っていたんですよ。


柴木:あぁ、多いんですよね、そういう方。


中野:なんか、有効活用できないかなって思ったりはするんですけど・・・。


柴木:ほんと多いんです、そういう方。しかも、そういうふうに思っている方は、比率的に女性のほうが多いんですよ。


中野:え、そうなんですか?


柴木:おもしろいですよね。


中野:なんか、気になって買っちゃうんですけどね。


柴木:そうなんです。『さくっとアルバム』のプロジェエクトを初める前に調査をしたんです。100人くらいのお父さんお母さんにきいて、iPad所有者にはiPadをどのように使っていますか?と。 だいたい、ネットをみるのと、Youtube、あとは子供がゲームしているかな?みたいな感じで。メールも設定していないという方もいらっしゃいます。そんな方たちがもっとiPadを使いたくなるようなアプリを作りたいと思ったのも一つのきっかけです。 シンプルさがウケて『さくっとアルバム』は、iTunesの日本とアジア13ヵ国のおすすめアプリに載せて頂けました。


日本 フィリピン

(海外では「Quick Photo Album」という名称でリリースされています。)

 

中野:なるほど。そうなんですね。 私も、久しぶりにiPadをひっぱりだしてきて、『さくっとアルバム』を使わせていただいたんですが、iPadの中に入っている写真が全部出てくるんですね! あーこんな写真あったなぁ!なんてちょっと懐かしい思いに浸りながら写真を整理していました(笑)


柴木:使って頂けたんですね!ありがとうございます! 逆にフィードバックください!まだまだ最初のリリースで、ver1.0なので今からやりたいことてんこ盛りな状態ではあるんですが、色々聞きたいです。


中野:そうですね、作成したアルバム一覧なんですけど、いっぱい作った時にずらーっと並んでしまって困るんじゃないかな?と思いました。 あと、カテゴリー分けをできるようになったらいいなって。 あ、アルバム内の写真をアップで見るって出来るんですか?


柴木:今は出来ないですね。でもせっかくなので一枚ばーんと大きくみたいですし、沢山アルバム作ったときに見やすい方がいいですもんね!


中野:・・・なんて言うのをアルバム2個だけ作って思いました(笑) 3DSC_0347

 印刷の需要ってほんとに減ってるの?  

中野:あと印刷機能はつけないんですか?


柴木:今は出来ないですが、やるつもりです! ちょうど先日、写真の印刷に関して友人と話していて考えたんですけど。 例えば、昔写真を撮る数に対してプリントしていた率を90%以上だと仮定します。10枚撮ったら9枚印刷していた、みたいな感じですね。 それに対して現在は100枚以上撮っていると仮定します。単純に少なくとも10倍は撮っているだろうという感じですが。それで、そのうち9%を印刷させれば、総印刷枚数は変らないんです。


中野:割合は変われど、アウトプットとしての枚数は変らないということですね。


柴木:そう、あくまでも数字は仮定ではあるんですが、インプットの数が増えているのは確実です。確かに撮る枚数に対して印刷する枚数の割合は減っています。でも印刷枚数はどうなの?という疑問ですね。縮小縮小って言っているけど、ほんとに?見たいなね。 実際に印刷枚数自体も少なくはなっているとは思います。でもそれはニーズがない訳ではないのではないかと、思ったんです。


中野:確かに私も「印刷は出来ないんですか?」って聞いちゃいましたしね。


柴木:ね!ね!言うでしょ? だから、印刷までの動線を作ってあげる事が出来れば、印刷枚数も増えるんじゃないかって思う訳です。 印刷しなくなった理由は、印刷したくないからではなくて、そこまでの状態にまでする時間がない、手間がかかりすぎるということだと、私は考えてます。

【 Conyacを知ったのは口コミで! 】

中野:ちなみにConyacを使うきっかけってなんだったんですか?


柴木:去年参画していたチームの方がConyacさんを知っていて、それで知りました。彼がどこからそれを聞いてきたのか分からないんですけど、スタートアップ界隈でConyacさんって有名なんですよ。


中野:ありがとうございます。 けっこう「Conyac?聞いた事ある!」って言っていただけるんです。 他の競合は、視野にははいらなかったですか?


柴木:いやね、その紹介して下さったひとのリコメンドがConyacさんだったので、そのまま使ったっていう感じですね。 お願いしますーって言われて、使って、わお!みたいな(笑) 私もこれいつか使おう!って思ったんです。 少なくとも英語へのローカライズは必要だと感じていたので。 『さくっとアルバム』はあまり言語に依存しないデザインを心がけたので、言葉になっているのはすごく少ないんです。なのでアプリ内のローカライズ部分は少ないですが、ディスクリプションっていう、App Storeで出てくる文章のローカライズにも使いました。


中野:ディスクリ…。あ、アプリの説明文とかの事ですね! アプリ内の言葉だけではなく、アプリに関わるすべての事をローカライズするということですね?


柴木:えぇ、そこまで全部やっておくべきですよね。 なので、こういう感じで全部代わるんです。 スクリーンショット 2013-07-29 4.54.47 スクリーンショット 2013-07-29 5.02.43

中野:イメージ写真の子供も変るんですね!


柴木:そうですね、この写真を探すのがかなり大変でしたけど。


中野:かわいいー!


柴木:ちなみに日本語版は私が子どもと一緒に出てます(笑)

【 アジア圏へプロモーション 】


中野:ちなみに今回英語でのローカラズで使ってもらったと思うのですが、以降使っていただく予定とかもありますか?


柴木:はい、あります。 今、日本・フィリピン・インドネシア・ベトナム・中国がおすすめして頂いた影響で、すごくユーザーが多くなったんです。なので今後はアジアで使われている言語でのローカライズを考えています。


中野:英語だけでは足りない、ということですか?


柴木:そうですね。 やっぱり、日本人も日本語のアプリが好きなので、それと同じだと思うんですね。母国語でないと。手が伸びにくくなってしまうんです。


中野:iPadって提供者側が普及に努めたのもあって、皆が持てるようになりましたよね。おじいちゃんおばあちゃんまで持ってる。


柴木:うちの父母も持ってますね。


中野:たくさんの方に使ってもらうためにも、母国語へのローカライズって大切なんですね。

【 ネイティブ翻訳ならミディアムプラン!! 】

中野:Conyacのお気に入りのポイントはなんですか?


柴木:私は個人向けのConyac for Personal(以降パーソナル)を使っているのですが、まず翻訳が返ってくるのが早いことが気に入っています!あのスピードはびっくりしました!アプリの細かい言葉の部分は、プロジェクトの最後の方に確定する事がほとんどなんです。


中野:締め切りぎりぎりなんですね?


柴木:だから翻訳に1週間とか言われるとプロジェクトとしては「1週間も?!」ってなりますし、なによりその翻訳の間に内容が変わってしまう事もあるんですよね。やっぱりこっちの方が良いんじゃない?みたいな。 去年のアプリ製作も、『さくっとアルバム』もですが、最後に確定した日本語をConyacさんにお願いして、すぐに翻訳が返ってきて、実装できるっていうのが、アプリ制作にはとても適していると思いました。 あとなによりスタートアップに優しい価格ですよね。


中野:ありがとうございます!


柴木:ほんとに助かってます。 あとネイティブのオプションにも助けられていますね。海外のアプリで日本語にローカライズされているものがあるのですが、すごい翻訳のやつととかもあって・・・。例えばこのアプリのボタンの部分とか・・・


中野:ひ、「ひきはらう」って書いてある?!え、続く?戻る?っていう意味ですかね?あ、でも「引き続き」が別ボタンにある! ・・・誰か見てあげなかったんですかね??


柴木:こういうのが、結構な確率で存在するんですよ。 なので、そういうところをConyacでネイティブを選択する事によって担保される安心感がありますね。 ローカライズがまずかったら、今回アジアのおすすめアプリに載せてもらえなかたでしょうし、そこは上手くConyacさんを使った事で実現できたことだと思ってます。 ネイティブオプションを使いたくて、ミディアムプランですよw

【 240文字の壁 】

中野:逆に直してほしいところは?


柴木:240文字制限ですかね。 短い文で1クレジットにしたくないっていうのもあるのですが、長くなったときが一番困りますね。長くなった分は支払うから区切ってほしくない。 でも区切ってあるのが、あのスピードにつながるっていうのは理解してはいるので、仕方がないのかなって。 ディスクリプションだと、ある程度でひとまとまりなので、ここまではやらせてよ!という気持ちになります(笑)260文字とかになると、なんだとー!って(笑) それを調整している時間がすごくもったいないなって、毎度思うんです。 これはアプリ開発者ならではの考えなのかもしれないかな?


中野:長文を翻訳する場合は、プレミアム依頼*かConyac for Business(以下Biz)を使って頂く事になりますね。 (*プレミアム依頼とは、お気に入り翻訳者に直接依頼をする方法です。)


柴木:でも一人の人に全部翻訳してもらうというのも、好きではなくて。


中野:そうなんですか!


柴木:えぇ、だってその人がほんとにすてきなライターかどうかって分からないじゃないですか?その判断が出来るほど英語が出来る訳ではないので。 「これは良い!」って思った時は、長い文章に対して、一人が通しで翻訳してもらっていて、各所2人3人の人が翻訳をしてくれているときでしたね! 「こういう表現もあるんだ!」って勉強になるんです。 おんなじ文章をお願いしているのに、こういう風に言うんだ、とか 海外ではアプリを「app(アップ)」って表現するんですね。それを「application」じゃなくて、ちゃんと「app」って翻訳してもらえていたらその方はアプリに触れてらっしゃる翻訳者さんなんだろうなと想像ができますし。そうやって比較する為に、一人の方に翻訳をしてもらいたいっていうわけでもないんですね。


中野:プレミアム依頼やBizだと一人の翻訳者さんですもんね。 そういう意味では複数人からの翻訳を比較する事が出来るというのは良いんでしょうね。


柴木:そう。だから、金額面だけではなくて、機能面としてもパーソナルを選んでしまうんです。 なのでだからその文字数を調整している作業がなんとかなればいいなーって。

【 APPのローカライズにはConyac! 】

中野:Conyacをお勧めするなら、どんな相手でしょうか?


柴木:アプリのローカライズといったらConyacさんをおすすめしようかなって思ってます!特にパーソナルはやはり価格も安いですし、複数人から翻訳をもらえますから、比較も出来るし、何よりスピードがあります。そのスピード感はアプリ開発に非常に親和性があるかと思いますので、開発系の仲間がローカライズを検討し始めたら、私は絶対おすすめさせてもらおうと思っています! 1DSC_0332

【 インタビューを終えて 】

株式会社エムズの代表である柴木さんは、誰でもすぐに使えるアプリの制作を心がけていらっしゃるので、その説明なども非常に分かりやすく、純粋にインタビューを楽しんでいる自分がいました。 また大人の女性として色々と参考にさせて頂きたいお話も、書ききれないほど沢山して頂きました! また、『さくっとアルバム』はリリースしたてのアプリですが、完成度も高く使いやすいです!一人のユーザーとしてもこれからのアップデートに期待しています!是非みなさんも使ってみて下さいね。無料ですよ!


柴木 みずほ

1978年長崎市生まれ・神奈川県在住

福岡教育大学 小学校教員養成課程 教育学教育心理学科卒業

【 略歴 】

2003年よりSIerに9年間勤務

2006年・2010年出産、2児の母

2011年、復職時に社内起業セクションとして、iOSアプリ開発や企業内コワーキング・スペースを手がける

2012年、勤務先の仲間とともにエムズを創業

iOS向けアプリの受託開発、スタートアップチームへの参画で経験を積み、念願の自社プロダクトの企画/開発に着手。2013年6月 iPadアプリ「さくっとアルバム(Quick Photo Album)」をリリース。

インタビュー 日本語 2013/11/14 17:45:45
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