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スーパーデリバリーを海外展開するラクーンにConyacの活用方法を聞いてきた


昨今の日本国内市場が縮小するなか、自社サービスを海外に展開したい思いは
どの企業にも少なからずあると思います。

しかし、自社サービスを海外展開するにあたって障壁があることもまた事実で
それが多くの企業を足踏みさせる要因のひとつになっています。

今回、国内メーカーの商品を海外小売企業向けに販売できるサービス「SD export」を運営する
株式会社ラクーンSD事業推進部 海外マーケティングチーム 浜本様に
自社サービスの海外展開についてお伺いしました。(以下敬称略)

(株式会社ラクーン 小出様 浜本様 有本様)

<株式会社ラクーンとは>

1993年創業。2002年にアパレル・雑貨に特化した小売店専用の卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」を開始し現在全国1,000社以上のメーカー、約5万店舗の小売店が登録している。2015年8月に国内メーカーが海外に商品を販売できるサービス「SD export」を開始。2016年3月東証一部へ市場変更。

Webサービスを海外展開する時に解決すべき問題とは?


-本日はよろしくお願いします。スーパーデリバリー(以下SD)の業績は堅調ですね。
 浜本さんは社内ではどのような役割を担当されていますか?

浜本:私はSDと相乗効果がありそうなサービスとのアライアンス対応やプロジェクトの企画と実行をしています。もともとはメーカー側のヘルプデスクという立場で、お客様の要望を聞いたり、取引先情報を入力する業務を経験し膨大にあった手作業を減らす方法を企画し、開発者に依頼して改善したりしていました。

-2015年8月から開始された「SD export」も各種提携を進められて、ますます利便性が高くなった印象です。
 現在は何カ国に展開されているのでしょうか?

浜本:いま海外は134カ国に対応しています。サービスの人気が高い国は、順に台湾、香港、アメリカとなっています。

(SD事業推進室 海外マーケティングチーム 浜本様)

-SD exportをリリースする前から国内でSDを運営する中で、海外小売様からのニーズがあったのでしょうか?

浜本:海外からのニーズは見えていました。SDも国内に受取拠点を置いている海外の小売店舗には当時から利用を認めていましたし流通金額も伸びていた実績がありましたので。



(SD exportが使われている国の分布 ※黄色箇所)

海外展開=現地の人にとって当たり前のことを実現する


-越境ECを始めたいと思っても障壁が多く諦めてしまうケースが多いと思います。
 御社ではどのように対応されていますか?

浜本:そうですね。SD海外展開のためには、海外ECサイトを参考にしたり、関係する企業に確認を取ったりして、ひとつひとつ要件を解決していきました。

実際に海外輸出となると、集客、物流、決済、言語、補償(貨物保険、PL保険、チャージバック)など、カバーするべきことがたくさんあり、常にユーザーから多くの要望を受けています。最近の事例では、物流面で日本郵便さんの航空便と船便に対応した事があります。

-決済面ではPayPalでの支払いにも対応しましたね。

浜本:PayPalの導入は、海外展開する上で自然なことだったと思います。海外のサービスを使ってみると、PayPalを導入していないサービスはあまりないですよね。カード先進国のユーザーにとって、ECでPayPalは使えて当たり前なのだと思います。カード情報をサイトに入力することに抵抗があるユーザーも多いので、PayPalに対応することで安心してユーザーに使ってもらえます。

-ユーザーにとっての当たり前を追求された結果なんですね。


-英語圏と比べて中国語圏のほうがニーズは大きいのでしょうか?

浜本:現時点ではそうです。例えば台湾、香港では日本と衣服のサイズ感が同じであったり日本の雑貨が人気だったりという文化的な背景もありますが、「インフラの影響」も大きいと思います。安く海外に発送するときは船便を選択される方が多いのですが、やはり距離が近いので3週間程度あれば注文者まで到着します。航空便を使えば、クーリエ会社に渡してから最短翌日には仕向け地には到着しているんです。そう言った納品までの時間や送料コストが安い面で東アジアを中心に利用が広がっている様です。

サービス登録までの動線を多言語化して海外展開をスタート


-海外展開される際に、まずは何から始められたのでしょうか?

浜本:はじめはConyacを利用して、LPや規約などを英語に対応させました。それで、海外からの登録・流入は増えました。海外対応の言語面ではConyacに協力してもらっています。こちらで書いた英語文言のネイティブチェックなどをお願いすることが多いです。英語や中国語のネイティブが社内にいないので、ネイティブに見てもらえるのは助かっています。

-Conyacをご活用頂きありがとうございます。ほとんどの翻訳はConyacのサイトから直接翻訳者に依頼されていますよね。

浜本:最初はエニドアさんの翻訳コーディネーターの方に、SD export内で頻繁に使われる商品情報の翻訳を手配していただいていましたがその後の細かい文言については、Conyacのサイトから翻訳をお願いしたり、社内で翻訳した文言のネイティブチェックをお願いしたりしています。

-英語以外の言語もしっかりと用意されていますね。 

浜本:利用画面などの内部は英語だけではあるのですが、登録のためのLPなど集客部分は各言語へのローカライズがないとやはり難しいですね。いま韓国語ハングルや、台湾繁体字への対応を進めているところです。 

Conyacを使う理由は翻訳コストに見合ったスピード&品質と柔軟な対応


-他のサービスではなくどうしてConyacを利用してくださるのでしょうか?

浜本:翻訳を提供される会社は他にもありますが「翻訳の精度とスピードが金額に見合っている」という点でConyacを信頼しています。 それに、SD exportを海外に提供するためには単なる翻訳ではなくその言語のネイティブの感覚を反映させたいと考えています。

そのために、英語サイトをリリースする時には、実際に英語ネイティブの方と話しながらチェックしていただきたいと思っていたんです。そこでエニドアさんに「Conyacの英語ネイティブにオフィスへ来てもらうことはできないか?」と要望を伝えたところ、前例がなかったにも関わらず実現してくれました。

英語版リリース前に弊社オフィスで2〜3日かけて、英語ネイティブの方に英語をチェックしていただきました。やはり英語ネイティブが見て初めて気がつく点が多々あったので、お願いしてよかったと思っています。例えば、ネイティブでないと気がつきにくい細かい箇所の用語統一や、英語圏向けの単位表記などです。

ローカライズは言葉だけじゃなくて、雰囲気も大事で、文字の配置や色などやはりその言語のネイティブの方が見ないとわからないことがあるのでそれらを含めてローカライズだと思っています。

-お力になれたようで安心しました。

浜本:オフィスでのネイティブチェックという普段やっていないことを柔軟に対応してくださったから嬉しかったですね。 

事業提携のためにブログでの情報発信も活用


-浜本さんはブログも運営されていますよね。

浜本:いま個人でブログをやっていて、おかげ様で結構読んでいただいている様です。

-「このサービスとあのサービスが組んだらこんなことが実現できるんじゃないか?」という視点で記事を書かれることが多いですよね。

浜本:そうした記事を書くことにはメリットがあって、発信することでそのアイディアの実現に興味を持ってくれる人とつながることがあるんです。 実際にコンタクトをいただいたり、商談に行ったら「ブログ読んでいます」と最初に言われたりすることもありました。

-ブログ経由でそんなきっかけが生まれるんですね。
 最近東証一部に市場替えされましたが、どのような影響がありましたか?

浜本:ラクーンはPaidやT&G売掛保証といった決済関連サービスを提供しているのでそれらを利用されるユーザーからの信頼性が高まるというメリットは大きいかもしれません。

-最後に、SD exportをどのようなサービスにしていきたいですか?

浜本:メーカー様が海外向けに販売するお手伝いをしたいと思っています。自社だけで海外展開しようとするとハードルが高いですが、それを一手に引き受けるのがSD exportです。SD exportを使って、海外展開のためのテストマーケティングも行えるので、ぜひ気軽に使ってみて欲しいですね。

 -SD exportの発展にConyacもご協力させていただきます。
 Conyacのバイリンガルユーザーをサービス開発や運営チームメンバーの一員のように依頼いただければうれしいです。

今回はお時間いただきありがとうございました。

<ラクーンのConyac活用方法>


今回インタビューをさせていただいたラクーンは
2つの方法でConyacを活用されています。 

① Web上でConyacへ直接依頼
Web上でConyacにログインしバイリンガルに翻訳・ネイティブチェックを直接依頼します。
【メリット】
・スピーディでリーズナブルに依頼できます
【デメリット】
・翻訳者選定や、指示を出すコミュニケーションコストがかかります


② エニドア社へ委託依頼
Conyacバイリンガルへの依頼をエニドア社が代行します。
仕事内容に見合った適切な作業者を選定させていただきます。

【メリット】
・管理コストをアウトソースできます
・エニドアが一定レベル以上の品質を保証します
【デメリット】
・直接依頼に比べて手数料がかかります
・納品までにお時間をいただきます

インタビュー 日本語 2016/07/29 19:00:00
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