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バイリンガルがお勧めする一度は訪れたい7つの世界遺産 Part2-蘇州

7.蘇州-世界遺産の庭園(中国)

 
蘇州は、私の住んでいた上海から約1時間の距離にあり、中国の感覚で言えばすぐ近くの町です。街中にある庭園が、いわゆる蘇州古典園林と呼ばれ、沢山の庭園が個別に世界遺産に登録されています。日本の京都や奈良の寺社仏閣のような感じです。
 
まずは上海火車駅(中国では電車のことを火車と書きます)で往復のチケットを購入。窓口の列に並んで、時々後ろから軽く押されたりしながら待つこと10分ほど。当時まだ不慣れな中国語で、「そ、蘇州に行きたい。行きは10時、帰りは17時頃、1人で」となんとかこちらの意思を伝え、チケットを購入。

行きは2等40元、帰りは始発でないからか、1等65元とのこと。初の新幹線1人旅でした。因みに季節は10月。くそ暑い夏がようやく終わり、秋と言えなくもない過ごしやすい時期でした。


  新幹線の駅の待合い。柵の向こうに改札があり、そこを通ってホームへ

 約30分の乗車で蘇州へ到着。新幹線の駅がそのままターミナル駅になっていて、移動は便利。駅から人の流れに乗ってそのままバスターミナルへ。ここで行き先表示をじっくり眺め、今回行く場所を廻るのに便利なバスを選びます。バスは番号によって行き先が決まっていて、全部で3~40本はありそうです。

バスの利点は、何と言っても安いこと!あともちろん地元の人達と一緒に乗るので、よりその土地のローカル感を感じられることです。気ままなひとり旅にはお薦め。

で、滄浪亭 → 網師園 → 獅子林 の3箇所を効率よく回れるバスを発見。迷わず乗車。まずは滄浪亭へ。
  

 街中にも緑が沢山あり、いい雰囲気です


  滄浪亭の入り口。趣があります。

 今回廻る庭園については、敢えて先入観を持ちたくなかったので、特に情報を仕入れずその場で行き先を決めました。

で、滄浪亭ですが蘇州の庭園ではマイナーな方のようで、昼頃着いたにも関わらず人は少なく、静かでその分ゆっくりと廻ることができました。
 ここの特徴は、庭園の内部ではなく周囲にぐるっと壕が巡らされていて、庭園の外と内とから見る景色がそれぞれ違っていて趣があり、静けさとも相まってとにかく風情が感じられました。お気に入りの場所です。
 

  世界遺産のお壕に釣り人。日本だったら禁止だろうな。。

 
  この橋を渡って庭園に入ります。
 

  庭園側から見た周囲の景色




   庭園内部。散策したり、勉学に励んだりする場所という雰囲気。

 続いて網師園へ。


 
世界遺産の看板も、子供にかかればご覧の通り。
 

  入り口の門。立派。

 
  何故か盆栽が。丹念に手入れされてました。


   庭園の池。

 
  ベンチ?ベッド?

 網師園はオーソドックスなスタイルで、庭園の中心に池があり、その周囲を建物や回廊が取り囲んでました。やはり生活の場所というより、静かに思索や勉学に励む場所、という印象を受けました。

 
  網師園前のバス停。バス停も雰囲気ある

 最後に獅子林へ。 
 ここは観光バスツアーにも組み込まれているらしく、先の2箇所とはうって変わって人でごった返していました。さすがにツアーに入るだけのことはあって、ちょっとビックリするような見どころもありました。

 ここの特徴は、何と言っても太湖石という、この地方で取れる石灰岩を使った奇抜な造形にあります。他の庭園でもこの太湖石を見ることはできますが、獅子林が他と違うのは、ここは太湖石が完全にメインで庭の景観を造り上げているところです。 

 他の庭園は、網師園のように中心→池、周囲→回廊や建物というスタイルに対して、獅子林は巨大な太湖石の山というか、丘がメインで、池は端に追いやられてます。石灰岩なので日本にある鍾乳洞のように、山には幾つも穴というか通り道があって、中で道が分かれていたり、出口がどこに続いているか分からなかったり、ちょっとした迷路のような感じです。
ここは静かに雰囲気を楽しむより、家族や友達とわいわい言いながら遊びに来ると楽しい、そんな感じがしました。
 

これが太湖石。登れます

 
池のギリギリの際まで道が。登ったり降りたり別の道に入ったり。楽しい

 庭園というと、静かで退屈な場所、というイメージかもしれませんが、行ってみて思いがけない発見や楽しさがありました。
 
 蘇州の庭園は、殆どが明~清の時代に造られたもので、京都や奈良に比べれば歴史は浅いですが、蘇州はこれら庭園が街中にあり、やはり古都といった趣があり、また水路や緑が沢山あり、気持ちのいい街でした。街中にはお洒落なカフェやお店が建ち並ぶ通りもあり、賑やかな場所もありましたが上海に比べるとこぢんまりとしていて、住みやすそうだなと思いました。いつか時間があれば、他の庭園も巡ってみたいと思います。

執筆者:namp3

世界遺産 日本語 2015/04/30 22:50:00
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