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バイリンガルがお勧めする一度は訪れたい7つの世界遺産 Part2-プラハ

1.まるで街中が美術館、どこでシャッターを切っても絵になる魅惑の街、プラハ


フジテレビの「のだめカンタービレスペシャルinヨーロッパ」を見てから、一度は訪れてみたいと思っていたチェコ。そこには12件の世界遺産(2015年1月現在 出典 日本ユネスコ協会連盟)があります。私も、念願叶ってチェコを訪れました。今回はその中の「プラハの歴史地区」をご紹介したいと思います。


  プラハを流れるヴァルタワ川に架かる橋

■通貨と物価
まず、チェコに行くために通貨をチェック。2004年からEUに加盟していますが、通貨はチェココルナ。しかし、プラハ市内のホテル、レストラン、土産物屋などであれば、ユーロが使えるところも多かったです。ただし、レートがあまりよくなかったり、店主の気分(?)でレートが決められたりするので、コルナで支払いしたほうが良さそうです。
物価は東京に比べると、レストランやカフェでの飲食は、6~7割の印象を受けます。ホテルも他のヨーロッパ諸国に比べると、若干安いように感じました。コンサートなどの観劇も1000円くらいから気軽に楽しめるものも多く、本格的なオペラも、日本に比べると半額ほどでした。

■移動
プラハのルズィニェ国際空港から市内までに行くのには、エアポート・エクスプレス、市バス、ミニバス、タクシーの手段があります。私は、市内のホテルまで乗り合いができてしまう、「ミニバス」を利用しました。このミニバスは市の中心部のホテルまでは4人まで1台480コルナという料金設定だったので、同じような観光客の人と乗り合あいをしてしまえば、1人120コルナで快適にホテルまで到着できます。迷路のような石畳のプラハでスーツケースをごろごろ転がしながら、地図を片手にホテルを探さずに済むので、女子旅にはおススメです!
プラハ市内での移動は、地下鉄と市電と市バス、トラムがあり、本数も多いので、大変便利です。基本的には徒歩で周り、疲れたときや夜遅くなったときにトラムや地下鉄を利用しました。切符は街角のキヨスクや地下鉄の駅の券売機で購入できます。




   市内を走るトラム 


  トラムの停留所の看板 


  メトロ


■プラハ歴史地区
プラハ歴史地区はチェコ、プラハにあるユネスコ世界遺産の日本における呼称で、1992年に登録されました。1000年以上の歴史があるプラハは「百塔の街」「北のローマ」「黄金のプラハ」「宝石の街」など、様々な呼び名を持ち、中世の町並みを残す大変美しい街です。

今回は、「プラハ城付近」と「王の道」のご紹介をします。

・プラハ城(世界遺産登録建築物)
プラハ城は、ヴァルタワ川左岸のフラチャニ丘に建つので、地図上ではカレル橋から歩いて行けそうに見えますが、上り道だったので、トラムの22番に乗ってプラハ城前まで行きました。



   フラチャ二丘に建つプラハ城

プラハ城は9世紀に創建されたそうです。今はチェコ共和国の大統領府があり、執務中はチェコの国旗が上がっているそうです。

城の前には衛兵が立っています。正午には、音楽隊の演奏付きで盛大に衛兵交代式が行われるので、一見の価値ありです!



   衛兵の行進

そのまま奥に進むと聖ヴィート大聖堂(世界遺産登録建築物)が見えてきます。  
チェコを代表するゴシック様式の大聖堂ですが、礼拝堂にあるステンドグラスは、アール・ヌーボー画家ミュシャの作品です。





    聖ヴィート大聖堂

教会の右側には、「アマデウス」や「レ・ミゼラブル」などの映画撮影にも利用されたフラチャニ広場があります。その先には、「黄金小路」という土産物屋やカフェなどがある道があり、金細工職人の居住地だった面影がおしゃれ感を演出しています。作家のカフカ・フランツの家も残されています。





   かわいい看板もたくさん


  素敵な石畳

プラハ城付近の散策で、あっという間に1日が過ぎてしまいました。


 夕暮れのプラハ城
 

・王の道

プラハ城からカレル橋を渡り旧市街広場に抜ける道は「王の道」と呼ばれ、歴史的建築物が集中しています。見どころがとても多く、足が棒になっているのも忘れてしまうほど。

プラハの中心部をヴルタヴァ川が流れるため、数多くの橋があります。その中でも一番有名なのが「カレル橋(世界遺産登録建築物)」。カレル橋は1402年に完成したゴシック様式の橋で、歴史的な英雄や聖人の彫刻が30体並んでいます。カレル橋は一日のうち、何度見ても本当に美しかったです。朝日がカレル橋の朝露に光る石畳を照らし、夕方は真っ赤に染まる川の光を反射し、日没後はライトアップされとてもロマンティックです。何度通っても異なる顔を見せてくれる橋でした。


  昼のカレル橋


  夕方のカレル橋


  ヴルタヴァ川から見たカレル橋

火薬塔は、旧市街を取り囲む城壁の一部として建造された後、17世紀には火薬倉庫として使われていたことからこう呼ばれているようです。あまり並ばずに上ることができ、プラハの街を一望できます。


   火薬塔 
火薬塔の隣にある市民会館もミュシャなどによるアール・ヌーボー様式の見事な建築物で、有名なコンサールホールであるスメタナホールもあります。このホールでは、あの「のだめカンタービレ」が撮影されました。


  市民会館

私はここでオペラを観劇してきました。私は事前にネットでチケットを購入しましたが、運が良ければ当日でも購入できるそうです。観光客も多いのか、ドレスアップしていく方はあまりいなく、スタンダードなワンピースでも周りから浮くようなことはありません。




  豪華絢爛なスメタナホール

その先にはチェコの宗教改革者でカレル大学初代総長、ヤン・フスの銅像がある旧市街広場があります。広場には、世界遺産の登録建築物である、旧市庁舎にある天文時計もあります。15世紀に作られた中世の天文時計で、からくり時計でもあり、毎正時近くなると多くの観光客が時計の周りに集まってきます。音楽とともに、時計から12使徒が顔を出し、しばらく私たちの目を楽しませてくれたあと、最後に鶏が「ぎえー」。そのかすれ声に思わず失笑です。


   毎正午にからくり時計が動くので、チャンスはたくさん!

広場にある聖ミクラーシュ教会は、外観はシンプルなのですが、一歩足を踏み入れると豪華絢爛。バラ色の大理石の内装や天使達の彫刻の精巧さ、天井画も細部まで美しく、息をのむほどです。そして、この教会のオルガンは、モーツアルトが演奏をしたことがあるそうです。この教会ではお手軽なクラシックコンサートを開催しているので、日程が合うようであれば、ぜひおススメです。座って内部を鑑賞しながら、生演奏を聴くことができる上、石造りで天井の高い教会の音響効果も体感できます。またクラシック音楽にあまり興味がなくても、演奏曲は誰でも一度は聞き覚えのあるような有名な曲が多いので、気軽に楽しめると思います。
    



1時間ほどのお手軽クラシックコンサートが開催されていた聖ミクラーシュ教会

街中にはロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック、ロココ、アール・ヌーヴォーまで、様々な建築様式が混在し、どこにカメラを向けても、どの時刻にシャッターを向けても、ため息の出るような美しい写真が撮ることができます。また各地で無料、または格安でコンサートを聴くことができますし、道端でバイオリンやチェロを演奏しているミュージシャンの姿も多く見かけます。プラプラ街を見て歩いてもよし、コンサートをはしごしてもよし、カフェめぐりをしてみよし、世界遺産めぐりをしてもより、中世の街にタイムスリップしたような気分に浸りながら、たっぷり楽しめる街でした。

執筆者:Roux

世界遺産 日本語 2015/04/06 12:03:00
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