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Conyacの活用でローカライズの時短!! グーパ株式会社代表 平様

Anipipo(アニピポ)を運営するグーパ株式会社の代表である平皓瑛さんが、雨の中にも関わらす、エニドアオフィスまでご訪問いただき、熱い思いをお話くださいました。


インタビュアー:中野美穂(株式会社エニドア)

撮影者:橋本拓也(同上)


anipipo01 【公式サイト】Anipipo(アニピポ)

【クラウドファンディングで資金を調達してアニメ制作?】

中野: グーパ株式会社さんが運営されているAnipipo(アニピポ)はどのようなサービスですか?


平: アニメーション分野に特化したクラウドファンディングつまり、オンライン上でお金集めをするプラットフォームです。


中野:アニピポさんが出資者を募る、という事ですか?


平: そうですね。クリエイターとファンをつなぐ“ハブ”としての役割をしています。 クラウドファンディングというと、お金を調達するという事が一番重要視されがちですが、金銭的な側面だけではなく、クリエイターさんとファンをしっかりとつなぐ事によって、クリエイターさんがどういった事をやりたいのかという事を企画の一番最初から伝えてあげることが大切だと考えています。 さらにそこから、僕らは色々なメディアの方にアプローチするところもさせていただいてます。


中野:単にクリエイターとファン(出資者)をつなげるだけではなく、そこからさらにメディア向けにプレスをかけるということですか?


平: その通りです。プロジェクト起案する方に文章を用意していただき、プレスを出すのですが、基本的に海外メディアへのアプローチは僕たちでやらせていただいています。


中野: クリエイター・出資者共に、海外の方は多いのですか?


平: 現状、アニピポが日本とバンコクを拠点として動いていますので、クリエイターはその2カ国にしぼっています。しかし、支援者の方は様々でして、今は日本・タイ・シンガポール・フランス・アメリカ・さらにはブラジルという8カ国から参加してもらっています。

アクセスで言えばアラブからもありますね。

animearab.comというサイトに掲載されたのですが、これが何が書いてあるか全く分からない状態でして、唯一「Anipipo」という文字だけが分かるという(笑)他にも色々なところに掲載していただいて、日本のアニメーションを支援したいという方から、実際に参加していただいています。


中野: アニメというと沢山のクリエイターを抱えている大きな会社さんが作っているイメージがあるのですが、クリエイター個人とファンとの距離が縮まる事によって何か新しい発見などありますか?


平: 今まではガッと一気にお金をかけて、制作して、リリースして、そこでようやく反応が得られるという感じだったんです。つまり制作段階では、実際に売れるのかどうか分からないんですね。特に映画は何億とかかりますし、30分のアニメであっても1話作るのに1500万から1800万くらいかかってしまう。つまり、売れるかどうか分からない状態で始めるには、どうやってもリスクが高いんです。なので今の流れとして、原作がしっかり売れている漫画などをアニメ化することが多いんです。


goopa01


中野: 保守的にならざるを得ない、といった感じなんですね?


平: そうなんです。そうなると前衛的な5分10分の面白いアニメーションなんてなかなか作る事が出来ないんですよね。

今後スマートフォンとかタブレットが普及することによって、短めのコンテンツのニーズが今より一層高まると思うのですが、今の仕組みだと、それに対するお金を集める事は出来ないんです。ちゃんと回収できるのか?KPIは?なんて言われても、5分10分のものでどう答えれば良いのか・・・、例えその後DVDにするっていっても5分のものなんて買わないしなっていう。そういった中で、オリジナルなアニメーションを作るために、5分10分の作品を足がかりにして、次のステップに移行するための、コミュニケーションツールとして、僕らが最初の受け皿になれたらなと思っています。


中野: 制作用のソフト等が安価になっていろんな人が“プロ”になれるようになったとはいえ、まだまだ難しい業界なんでしょうね?


平: そうですね、20年30年の間、月収数万円という生活を続けてようやく一人二人が監督になれるかどうか、しかもそこから売れるかどうかは別の話、という状態で・・・。サクセスストーリーしか注目されませんが、まだまだ難しいです。なによりも、お金があって、スキルもあって、作ったけれど、そこから誰にどこに持っていけばいいのか分からないという事も、問題でした。それが今はインターネット上に公開する場が出来てきていますので、そういったところとつなげていくのも、必要だと思っています。

【アニメ業界から見る最近ホットな国はアラブ諸国!?】

中野: 最近“熱い”国ってどこかあるんですか?


平: そうですね、今は結構中東が熱いんですよ!宗教上の問題で、日本のアニメをそのまま出すのが難しいんです。

アラブ人が企画して、日本人が描いた漫画があるんですが、ものすごい人気なんですよ!アラブの人はお金を持ってはいるのですが、使うところがないんですね。宗教上お酒も飲めないですし、女性のメイクにしても目元だけですし、そうなると娯楽にお金を使う事になるんです。漫画カフェみたいなものがあったり、アニメーションが好きな人は気軽に出資をしてみたり・・・。そのわりに、イスラム教しかないとか、危ない国だとか、割と日本人はステレオタイプな考えが多くて、市場が開拓しきていないというか。そこが穴場だったりするようですね。


中野: ではこれからConyacを使っていただくのも・・・?


平 :アラブ語がメインになるかもしれませんね(笑)


goopa02

【アニピポさんのConyac活用法】

中野: どのようにConyacを使われていますか?気に入っているところとかありますか?


平:基本的に日本語と英語で文言を用意していて、プロジェクト起案者に日本語で文章を作成してもらって、そこからConyacさんを使わせていただいています。あと、メインとしてはウェブサイトのローカライゼーションと、プレスリリース時に使っていますね。


中野: 英語がメインですか?


平 : 英語ですね。Conyacさんの良い所は、やはりスピード感ですね。ちょっとしたものなら、ホント30分とか1時間で翻訳をもらえるので助かります。あとは、翻訳を二つもらえるという事も気に入っています。


中野: ありがとうございます!翻訳が二つ出ることは、人によってはどちらを使えばいいか分からない、なんていうお話を聞いたりもするのですが、利点として受け取っていただけて嬉しいです。


平:僕は小中高とシリコンバレーに住んでいた事があるので、英語に関してそんなに問題は抱えてないんです。ただ、各プロジェクトページを全部自分で翻訳するとなると、とても時間がかかってしまうので、時間節約のためにConyacさんを使わせてもらってます。 それで、出てきた二つの翻訳から、自分でいいとこ取りして、最終的な文章を作っている感じですね。


中野: なるほど!英語が苦手だから翻訳を依頼するという事ではなくて、時間節約の為に使われているんですね。


平: ただ、たまに二つとも良くないなって時もあるんですよね。これは困った、と・・・。


中野: なるほど“早い者勝ち”というシステム上、当たり外れが出てしまうという事ですね。


平:たまーに、なんですけどね


中野: ありがとうございます(笑)弊社としても、品質を高い位置で維持出来るよう、翻訳者の方へのレーティングを工夫してみたり、翻訳者さんのプロフィールをもっと拡充して、依頼する時の判断基準にしてもらえるようにしようと考えています。 まだまだ不便をおかけする事は多いかと思いますが、きちんと問題点であるという事を認識して、日々改善に奔走しております。


平:Conyacさんのサービス自体はとても気に入っているので、今後の品質管理については、期待をしています!

逆に、僕らの方からタグ付けするようなのも出来ると思うのですがどうですか?ブログ記事用とかリリース用とか、日々のメール用とか。


中野: 現状は、依頼ページに備考欄があって、そこに自由に記載してもらうようにはなっているのですが、ラジオボタンで選べるような形が分かりやすいですか?


平 :そうですね。翻訳者側からも、「おれはブログ記事が得意!」「私はリリース用の堅い文章が得意」という情報を出してもらって、翻訳者の自己申告に対して、依頼者が「確かに良いね!」とか「いやいや言うほどでも」なんてレビューとかが出来たら良いかなと思います。そうやって各分野ごとにステータスがアップしていけば、翻訳者のスキルが如実に反映されると思うんです。それを見て直接依頼を出したりできたら良いなって思います。


中野: 自己評価と他者評価を組み合わせるというのはとても良さそうですね!早速開発に伝えようと思います!

【こんな人にConyacをお勧めしたい】

中野: Conyacをお勧めしたい方とかっていますか?


平 プロジェクトが進んでいくと、出来上がったアニメーションを映画祭に出したりすることもあるのですが、その際に英語の字幕どうするの?という事があるんですね。字幕に関しては、プロジェクト起案者側にお願いするのですが、これがちょっと高いわりに、コンマの後にスペースがないとか、小さなミスもありまして・・・。今後日本のアニメーションを海外に出すことを考えると、こういった所にニーズはあるんじゃないかな?と思います。


中野: 確かに、クリエイターさんによってではありますが、各技術はすばらしけれど、語学は・・・ということもありそうですよね。私も英語が出来ないので人の事言えないですが(笑)


平 :そうなんですよね、絵はプロなんで。僕らもそこらへんを考えていまして、プロモーション周りやお金集めが出来ないところなど、クリエイティブ部分を上手く見せてあげて、ファンをつなげてあげるという。 そのあとの展開として、海外に持っていくときの英語化だったり、パンフレットの作成だったりとか、確実に翻訳が必要な場面は出てくると思いますので、そういった方々には是非おすすめしたいところですね。


中野: ありがとうございます!是非薦めていただければと思います!


平 :現状もプロジェクト起案した瞬間から、海外のファンからのお問い合わせがくるんですね。


中野: そんな最初っからくるんですか?!


中野 :そうなんですよ!くるんですよ結構!なので起案者から「どうしたらいいの?」とか聞かれるので、率先してConyacさんをおすすめさせていただいています。いろんな方が使う事によって、僕自身にとっても使いやすくなると思っているので、一緒にがんばっていければ良いなと思っています。


【インタビューを終えて】

goopa03グーパ株式会社の代表である平さんは、弊社の代表である山田と面識があることもあり、「顔の見えるサービスを使っていきたい」という思いから、長年Conyacをお使いいただいています。サービス開始当初から、その成長を見守って下さってきた事もあり、翻訳者の評価の仕方や運営方法に関する、愛のある忌憚のないアドバイスをくださいました。 また、平さんはサービス精神の旺盛なお茶目な方で、アニピポステッカーをお土産にくださり、「破裂音は人の記憶に残りやすいんですよ。アニピポって二つも入ってるんですよ!」なんて自慢していただきました(笑)早速パソコンに貼らせていただいています。あいにくの雨にも関わらず書ききれないほどの、アニメ業界のお話やConyacへの愛情がつまった熱いお話をして下さいまして、ありがとうございました。


平 皓瑛

1985年生まれ

東京工芸大学 芸術学部(学士)卒

2009年 株式会社アマナ 入社

2011年 当社設立 代表取締役社長に就任

“ Always Have Fun in Life ” 常に人生を楽しむ。そして自ら楽しみを求める。 そんな意識と姿勢を持ってサービス作りに挑戦し続けて行きます。

インタビュー 日本語 2013/11/14 17:45:38
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