トップ ニュース 世界遺産 イベント カルチャー 海外情報 インタビュー 語学 テクノロジー 翻訳者 お問い合わせ

Y CombinatorのパートナーとFacebookの共同設立者が伝授!スタートアップのコツと裏側【第1回】

先月、Stanford大学にてスタートアップについての授業が開講されました。その第一回目の先生はY Combinator (以下Yコン)のパートナーで、みなさんご存知のFacebookとAsanaの共同設立者です。講義の中では起業する際の重要ポイントや、私たちのイメージする起業家と実際の起業家とのギャップについても話されています。その内容の一部をご紹介します。


【起業に取りかかる前に、良いアイディアを見つけるべし!】

YコンのSam Altman氏によると、スタートアップの初期段階で最も重要なのは、良いアイディアを考えることだそうです。この「アイディア」とは、プロダクトやサービスだけでなく、市場や会社の成長戦略も含みます。Altman氏は、少ない言葉で説明できる、シンプルで奇抜なアイディアを考えることで消費者を振り向かせるきっかけ作りができると言います。そして、自分自身が必要性を感じている事を中心に起業することで、消費者と同じ目線に立ち、個人個人のニーズに気を配れるようになるとも述べています。

スタートアップはほんの二、三年で完成するものではありません。十年近くかかること覚悟し、とにかく自分の取り組んでいるプロジェクトに確信を持つことが大事なようです。


【第一目標は、自分の製品の一部の消費者に愛してもらうこと。】

Altman氏によると、良いプロダクトを作ることが起業家にとって最も重要な仕事であり、その際に重要なのは製品のユーザーの欲しいもの・好きなものを作り、各ユーザーときちんとやりとりすることだそうです。しかし始めから欲張って、多くの人から愛されるプロダクトを作ろうと意気込まなくても大丈夫、と彼は言います。なぜなら、少人数のグループに自分のやっていることを認めてもらえば、口コミで広がるからだそうです。

サービスの内容も同様に、大規模なものではなくシンプルなものから始めるのが良いそうです。今では多くのユーザーを持つGoogleやFacebookも、初期段階では簡単な操作で使える機能しか備わっていなかったのですから。

スタートアップの重要なポイントとしてAltman氏は上記のように①良いアイディアを考えること②良いプロダクト・サービスを作ることを挙げましたが、他にも③良いチームを持つことと④技術・手法にこだわることも挙げています。(③、④については次回の講義で説明するそうです。)


【起業家になるのはそんなに甘くない!】

講義の後半では、Facebook(以下FB)とAsanaの共同設立者であるDustin Maskovitz氏が登場します。彼は起業家の理想と現実のギャップを、FBをもとにした映画「ソーシャル・ネットワーク」の何シーンかと、実際に彼がFBを立ち上げる際に撮影した何枚かの写真を比較しながらユーモアを交えて紹介しています。

一般の方の中には、起業家になりたい理由としては「魅力的だから」「自分がボスになれるから」とか「スケジュールの自由がきくし、金持ちになれるから」などと言う人も少なくないですし、映画では派手なパーティーを開催するシーンがあるくらいですが、それは単なるイメージにすぎないようです。Maskovitz氏によると、いつ呼ばれても大丈夫なように24時待機していなければならず、自分の動き方の全てが社員のモチベーションを左右するため、実際のスタートアップはストレスフルで責任重大だそうです。


【それでもスタートアップをするのはなぜか】

“You Can’t Not Do It (やらないという選択肢はない)” とMaskovitz氏は言います。そのアイディアを思いつき、そのプロダクトを認めてもらいたいという強い気持ちがある以上、起業家として先に進むべきなのです。彼はまた、世の中もそのプロダクトやサービスを必要としているのだから、スタートアップにとりかかり、その情熱を常に持ち続けることが大事であるとも述べています。スタートアップのために行動を起こし始めたらもう止まらないくらい没頭できるのだそうです。


このように見ていくとスタートアップは奇抜な他に例のないアイディアと情熱あってこそのもの、という感じがします。講義の内容はさらに興味深いものへと展開していくことでしょう。

英語音声・英語字幕の講義映像ですが、スタートアップへの関心が少しでもある方は、下記の動画をご覧になってはいかがでしょうか。

(Written by Serina )

テクノロジー 日本語 2014/10/01 11:16:00
併せて読みたい