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「字幕動画コミュニティのVikiを楽天が買収した理由」に参加して思ったこと

話題の巨額買収に迫る

11月11日と12日に渋谷ベルサールで行われた「TechCrunch Tokyo 2013」のイベントに行ってきました。 12日のトークセッション「字幕動画コミュニティのVikiを楽天が買収した理由」を聞いてきたので、感想をシェアしたいと思います。VikiもConyacと同様に、クラウドソーシングによる翻訳サービスを提供しています。
パネラー:百野 研太郎氏(楽天株式会社 取締役常務執行役員)、Razmig Hovaghimian氏(Viki CEO、共同創業者)、Alexia Tsotsis氏(TechCrunch 共同編集長)

話題のVikiとは?

Vikiはサンフランシスコ、シンガポールとソウルに拠点を構える字幕動画コミュニティで他国の動画に自国の言葉を付けてストリーミングをするサービスを行っています。 楽天がこのサービスを今年の9月に2億ドルで買収したのは記憶に新しいと思います。

24時間で25言語に

Vikiの着目すべき点は、非英語圏の動画が全世界に広まる為の最大のハードルであった「言葉の壁」を圧倒的なスピードで打破している点にあります。VikiのCEOであるRazmig Havoghimian氏によると、あるコンテンツはたった24時間で最大25言語までに翻訳された事もあるそうです。

文化をシェア?

日本でも韓国のドラマや音楽が身近になっていますが、Vikiを持ってすれば、韓国のコンテンツに留まらず、多くのコンテンツを日本語字幕で視聴する事ができるでしょう。逆もまたしかりです。自国であまり反響のなかったコンテンツでもVikiを通して他国に配信する事で、新たな反応が生まれる事は想像に難くないでしょう。 動画コンテンツ、特にドラマや音楽はその国の文化を象徴しているように思えます。Vikiはある意味、字幕をつけ、配信する事で、文化をシェアしているサービスだと捉える事ができるのではないでしょうか。

楽天が買収した最大の理由

楽天がVikiに着目した点は、まさにその点にあると思います。 楽天は、インターネットを活用したEコマースや金融事業を手がけていますが、世界展開を目指すには、魅力的なコンテンツと共に言葉や文化の壁を超え、世界各国を結ぶ事で、各国への理解を深め、自社のサービスの浸透を図れると踏んだのではないでしょうか。 通信手段や交通手段が発達し、世界が狭まったとは言え、人から人へ伝わる言葉や文化の壁は厚く、私達が互いを理解するのに重要なポイントとなっています。翻訳だけで全てが伝わるとは思いませんが、今回の楽天のVikiの買収によって、ますますインターネットは加速し、人類が共有できる財産が増えるのではないかと実感しました。

テクノロジー 日本語 2013/11/14 18:02:18
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