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Until the 1970s, American business heroes were people like Lee lacocca, the CEO of Chrysler - more John Wayne than Peewee Herman. But suddenly with the rise of Microsoft and Apple, the geeks were inheriting the business world. The era of nerd power had begun.
Of course, the pejorative use of the word nerd is an indication of the value society attached to a certain set of characteristics and attitudes - a hangover, in fact, from earlier days when physical prowess and being down-to-earth were regarded as more valuable attributes. What we are now experiencing is a shift in values. This is most obvious in the business world, where we are witnessing the rise and rise of the so-called 'knowledge worker'.
1970年代まで、アメリカのビジネスヒーローはジョン・ウェインというよりピーウィー・ハーマンに似たクライスラーの最高経営責任者であるリー・アイアコッカのような人物でした。しかし突然、マイクロソフトとアップルの台頭に伴い、オタクがビジネスの世界を継承することになりました。オタクパワーの時代が到来したのです。
当然のことながら、オタクという言葉の軽蔑的な使われ方には、ある種の特性や態度と関連付けられた価値社会を示すものです。実のところ、これは物理的な力と足が地に着いていることがより価値のある性質であった過去の時代の遺物です。私たちが現在経験しているのは、価値観の転換です。これは我々が目にしている興隆と、いわゆる「ナレッジワーカー」が台頭するビジネスの世界で最も顕著となっています。
1970年代までは、アメリカビジネス界の英雄は、クライスラーのCEOであったリー・アイアコッカのような人たちだった。ピーウィー・ハーマンというよりは、ジョン・ウェインであった。しかし突然にマイクロソフトとアップルがのし上がることによってコンピューターおたく達がビジネス界のバトンを渡されようとしていた。おたく達の力を見せつけられる時代が始まったのだ。
もちろん、「おたく」という言葉の軽蔑的な使い方は、ある特徴や態度について社会が決めた価値観の現れだ。実際、高い身体能力や現実的であることが価値ある属性であるとされた時代の遺物である。私たちは今、価値観の転換期にいるのだ。これはビジネス界でもっとも顕著だ。いわゆる知識労働者の台頭が見られる。